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全豪オープンで決勝に進出した女子テニス世界ランク3位のK・クレイステルス(ベルギー)が、決勝前に設けられた記者会見の席で、ツアーにフル参戦するのは2011年が「おそらく」最後の年になることを示唆した。
今回の女子シングルス決勝が、メルボルンで最後の試合になる可能性について聞かれたクレイステルスは「そうなる可能性はあります。」と答えた。
「今年がツアーにフル参戦できる最後の一年になるかも知れません。」
水曜日には、クレイステルスの同胞であるJ・エナン(ベルギー)が2度目の引退発表をしたばかり。エナンは昨年のウィンブルドンで負傷した肘が思うように回復せず、今回の決断に至っている。
「彼女ほどの偉大な選手が、このような理由で引退するのは悲しいことです。」と、この件に関しクレイステルスはコメントを発表していた。
2007年に結婚と出産のために現役を引退したクレイステルスは、2009年の夏におよそ2年半ぶりにツアーに復帰、直後のUSオープンで劇的な優勝を飾っていた。
2009年のUSオープンで優勝したクレイステルスは、1980年のE・グーラゴン=コーリー(オーストラリア)以来となる母親としてグランドスラム制覇を同時に達成していた。
金曜日に行なわれた会見でクレイステルスは、愛娘の誕生や父親の死が彼女のツアー復帰に影響を及ぼしていたことを明かした。
「間違いなく、その2年間にはいろいろな出来事がありました。父の死もそうですが、そういったことを忘れるために何かに打ち込むきっかけになりましたし、自分自身のための時間に没頭しようとしました。」
またエナンの引退について質問されたクレイステルスは、2度目の復帰について「私も以前に怪我をしたことがありますし、それから復帰した時は第2のキャリアの一部だと思いました。復帰した時は、良いことばかりを考えていたわけではありません。」と答えている。
クレイステルスはこれまでにグランドスラムで3勝しているが、そのタイトルは全てUSオープンでのもので、全豪オープンでは2004年の準優勝が最高記録となっている。またダブルスでは、杉山愛(日本)とのペアで全仏オープンとウィンブルドンのタイトルを獲得している。
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