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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会8日目の24日、男子シングルス4回戦が行われ、ノーシードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)が第4シードのR・ソデルリング(スウェーデン)を1-6, 6-3, 6-1, 4-6, 6-2のフルセットで破り、準々決勝進出を果たした。
今大会の前哨戦では、1セットも落とすことなくタイトルを獲得していたソデルリングは、第1セットこそわずか21分で奪ったものの、今回が4度目のグランドスラム出場となるドルゴポロフを相手にその勢いを維持することが出来なかった。
ファイナルセット第8ゲーム、ドルゴポロフがこの日50本目となるウィナーをバックハンドで決め、マッチポイントのチャンスを迎えると、続くポイントでソデルリングがこの日51本目のエラーを犯し、2時間36分での幕切れとなった。
3度のマッチポイントのピンチを切り抜けていたソデルリングは、この試合に勝利すれば四大大会全てでのベスト8進出がかかっていたが、来年以降に持ち越しとなった。
22歳のドルゴポロフは、試合を通して9度のブレークに成功しているが、そのうち3度はファイナルセットでのものだった。26歳のソデルリングは、この試合までは2ゲームしか自身のサービスゲームをブレークされていなかった。
「彼の弱いサイドにボールを集めて、調子を出させないようにしました。そしてウィナーを決めるチャンスがあれば、僕のポイントになりました。」とドルゴポロフ。「彼はツアーでも屈指のハードヒッターですが、今日はサーブの読みが良かったです。」
ドルゴポロフによると、彼の父親はA・メドウェデフ(ウクライナ)のような選手のコーチをしていた時期があり、そういった選手達とテニスをする機会があったとのこと。
「僕にとっては良い時間でした。もしかしたら、彼らにとっては迷惑だったかも知れませんが。そういう風にテニスのキャリアを始められたのは良かったです。」とコメントしたドルゴポロフは、第3シードのA・マレー(英国)と第11シードのJ・メルツァー(オーストリア)の勝者と準々決勝で対戦する。
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