国別対抗戦のエキシビション・マッチであるホップマン・カップ（オーストラリア/パース、ハード）は６日、セルビアとベルギーの対戦が行われ、セルビアがベルギーに１勝２敗で敗れたものの、これまでの対戦成績により決勝への切符を手に入れた。
これまでの２試合でカザフスタンとオーストラリアに３勝０敗で勝利していたセルビアは、この日のベルギーとの３試合のうち１試合に勝利すれば決勝進出が確定となっていた。
第１試合の女子シングルスでは、Ｊ・エナン（ベルギー）がＡ・イバノビッチ（セルビア）を6-4, 6-3で下したが、第２試合の男子シングルスでＮ・ジョコビッチ（セルビア）がＲ・ベメルマンに6-3, 6-2で勝利、この時点でセルビアの決勝進出が決まった。
続いて行なわれたミックスダブルスでは、ベルギーペアがセルビアペアに3-6, 6-4, [10-4]で勝利している。グループＡを勝ち抜き決勝進出を果たしたセルビアは、グループＢ勝ち抜けの可能性を残すイタリア、フランス、そしてアメリカのいずれかとタイトルを争う。
２００７年以来に今大会に出場しているジョコビッチは「僕らは本当に優勝したいんだ。５年前かな、初めて２人で出場した時はお互いに若くて未熟だったし、決勝に勝ち進めなかった。今回はとても手応えを感じているし、本当に良いプレーをしている。僕たち２人ともトロフィーを手に入れるチャンスがあるよ。」と、決勝へ意欲を燃やした。
昨年のウィンブルドンで肘を負傷していたエナンは、今大会のシングルスで３連勝を飾り、怪我の影響を感じさせなかった。
一方のイバノビッチは「今日は本当に最悪の試合の一つだと思います。自分自身にガッカリです。今日はもっと積極的にプレーするべきでした。もっと試合をこなして、もっと自信をつけなくてはいけません。」と今後の巻き返しを誓った。
この日はオーストラリアとカザフスタンの対戦も行われており、オーストラリアが３勝０敗で勝利している。女子シングルスではＡ・モリック（オーストラリア）がＳ・カラタンチェバ（ブルガリア）を6-3, 6-2で、男子シングルスではＬ・ヒューイット（オーストラリア）がＡ・ゴルベフ（カザフスタン）に6-3, 6-3で勝利している。
消化試合となったため、試合形式を変更して行なわれたミックスダブルスでは、オーストラリアペアがカザフスタンペアを8-7 (7-1)で下している。
（2011年1月7日15時15分）
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