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国別対抗戦のエキシビション・マッチであるホップマン・カップ(オーストラリア/パース、ハード)は4日、セルビアと地元オーストラリアの対戦が行われ、男子シングルスでN・ジョコビッチ(セルビア)がL・ヒューイット(オーストラリア)に6-2, 6-4で勝利、先に行なわれていた女子シングルスでもセルビアが勝利していたため、この時点でセルビアの勝利が決まった。
この対戦の第1試合では、A・イバノビッチ(セルビア)がA・モリック(オーストラリア)に6-4, 6-0で勝利していた。さらに男子シングルスの後に行なわれたミックスダブルスでは、ジョコビッチ/イバノビッチ組がヒューイット/モリック組に6-7 (5-7), 6-4, [10-6]で勝利している。
これまでヒューイットに対しツアーで4連勝していたジョコビッチは、ゲームカウント2-2で迎えた第5ゲームで4本のブレークピンチを切り抜けると、一気に4ゲームを連取して第1セットを奪い取る。
続く第2セットでは、セルビアの大観衆に後押しされたジョコビッチが第2ゲームでブレークに成功するが、すぐさまヒューイットがブレークバックに成功する。その後、試合はサービスキープが続いたが、ジョコビッチから5-4で迎えた第10ゲーム、ヒューイットが2本のダブルフォルトを犯すなどで痛恨のブレークを許しゲームセットとなった。
「素晴らしいプレーができた。特に第2セット序盤で、この半年くらいで最高のテニスができた。」とジョコビッチ。「僕たち選手はヒューイットをすごく尊敬しているんだ。彼は偉大なファイターだし、また復帰しようとしている。彼はグランドスラム、世界ランク、デビス・カップと全てのタイトルを獲得しているのに、向上心を忘れない。だから、尊敬しているんだ。」
男子に先駆けて行なわれた女子シングルスでは、イバノビッチが第2セットの途中で左ひざを痛めるアクシデントがあった。
「スプリットステップをした瞬間、膝に鋭い痛みを感じたので少し怖かったです。これはドクターにチェックしてもらった方が良いと思いました。この後で検査をしますが、今は大丈夫です。」とイバノビッチはコメントしている。
これで2連勝となったセルビアは、木曜日に予定されているベルギーとの対戦で勝利すれば決勝進出となる。ベルギーはこの日、元女王J・エナン(ベルギー)の活躍などでカザフスタンに3-0で勝利していた。
ウィンブルドンで負傷した肘の怪我から復帰したばかりのエナンは、今大会に出場するのは今年が初めてとなる。
「ここに来るまでに28年間も待ちました。だけど、もしかしたら来年も戻ってくるかも知れませんね。オーストラリアでプレーするのは大好きです。人々がスポーツ文化を持っています。素晴らしいことです。」
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