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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は5日、シングルス2回戦11試合が行われ、世界ランク57位のクルム伊達公子(日本)が同9位のE・デメンティエワ(ロシア)と対戦し、3-6, 6-1, 3-6とフルセットを演じるも惜しくも敗退する結果となった。
第1セットでは自身のサービスゲームのキープに苦しんだクルム伊達は、得意のリターンでデメンティエワのサーブを攻め2度のブレークに成功するも、逆に3度のブレークを奪われて第1セットを失った。
第2セットに入り、第1サーブの確立を上げたクルム伊達は、安定したサービスゲームを展開し、3本のダブルフォルトを犯すデメンティエワから3度のブレークを奪うなど圧倒。勝敗の行方は第3セットへともつれた。
第3セットでも流れを維持したかったクルム伊達だったが、第2ゲームでいきなりブレークを許し0-3とリードされると、その後も息を吹き返したデメンティエワが主導権を握り0-5まで引き離されてしまう。
そこから開き直ったクルム伊達は、第6ゲームで自身のサーブをキープし、続くデメンティエワのサーブをブレーク。第8ゲームもキープに成功すると3ゲーム連取し、また流れを引き寄せた。しかし実力に勝るデメンティエワが第9ゲームをしっかりキープし1時間53分で勝利、3回戦進出を決めた。
「彼女(クルム伊達)は真のアスリート。対戦するのは全く簡単な相手ではないわ。」と、デメンティエワは40歳になったばかりのクルム伊達を称賛しきりだった。
北京五輪で金メダルを獲得しているデメンティエワは「ここ北京では、その思い出があるから特別な場所。この場所へ来ると、その金メダルの思いから力が湧いてくるの。北京の金メダルや上海での優勝など、中国には良い思い出が一杯。」と、相性の良さを実感していた。
準々決勝進出を懸けてデメンティエワは、A・イバノビッチ(セルビア)と3回戦で対戦する。イバノビッチはこの日、O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)を6-0, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
その他のシード勢も順当に3回戦進出を決めた。第2シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)はA・ペトコビッチ(ドイツ)を6-4, 6-1で、第5シードのF・スキアボーネ(イタリア)もP・エルコグ(スロベニア)を6-3, 6-3で、第9シードのN・リー(中国)もA・クレイバノワ(ロシア)を6-1, 6-4と、いずれもストレートで勝利して3回戦へ駒を進めた。
ズヴォナレーワはM・キリレンコ(ロシア)と、スキアボーネはR・ビンチ(イタリア)を3-6, 6-2, 6-3の逆転で退けたV・ドゥシェヴィナ(ロシア)と、リーはA・クルベール(ドイツ)とA・ドゥルゲル(ルーマニア)の勝者と3回戦を行う。
その他の試合結果は以下の通り。
E・ヴェスニナ(ロシア) ○-× M・シャラポワ(ロシア) (12), 7-6 (7-3), 6-2
S・ペア(イスラエル) (15) ○-× P・シュニーダー(スイス), 6-4, 6-2
T・バシンスキー(スイス) ○-× V・アザレンカ(ベラルーシ) (8), 4-6, 3-2 途中棄権
P・クヴィトバ(チェコ共和国) ○-× K・カネピ(エストニア), 7-5, 6-7 (6-8), 6-2
A・セバストバ(ラトビア) ○-× D・チブルコワ(スロバキア), 2-6, 6-1, 6-2
また、クルム伊達はS・ポン(中国)と組んだダブルスでも1回戦突破を決めており、6日に第4シードで今年のウィンブルドンとUSオープンを制したドゥシェヴィナ/V・キング(アメリカ)組と2回戦で対戦する。
今大会の優勝賞金はシングルス77万5500ドル、ダブルス26万6000ドル。
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