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女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン・テニス(東京/有明テニスの森、賞金総額200万ドル、ハード)は27日、シングルス1回戦が行われ、主催者推薦で出場のクルム伊達公子(日本)が、第12シードのM・シャラポワ(ロシア)を7-5, 3-6, 6-3のフルセットで破り、2回戦進出を果たした。
1995年のチャンピオンであるクルム伊達と、2005年と2008年の覇者であるシャラポワの試合は、序盤4ゲームをお互いにブレークを繰り返す展開となる。第5ゲームからはサービスキープを続ける両者であったが、第11ゲームでクルム伊達が3度目のブレークに成功すると、続く第12ゲームをキープしてセットを先取する。
第2セットに入ると、立ち上がりを攻めたシャラポワが3-0とリードすると、残るサービスゲームをきっちりとキープしてこのセットを奪取、試合はファイナルセットに突入する。
そしてファイナルセット、第5ゲームで先にブレークに成功し3-2とリードしたシャラポワが逃げ切るかと思われたが、クルム伊達はそこから4ゲームを連取し逆転、2時間9分での番狂わせとなった。
28日が40歳の誕生日となるクルム伊達は「元世界ランク1位でディフェンディング・チャンピオンとの試合だったので、最高のプレーをする必要があると思っていました。」とコメント。
この日の試合でシャラポワは、実に11本ものダブルフォルトを犯していた。特に試合の分かれ目となった第3セット第6ゲームでは、40-0から2本のダブルフォルトを犯し、クルム伊達にブレークバックを許していた。
「テニスでは勢いがとても重要です。」とシャラポワ。「もし相手にチャンスを与えてしまえば、自信を取り戻してしまい、試合の流れを持っていってしまうでしょう。」
また今回がクルム伊達との初対戦となった23歳シャラポワは、長い引退生活の後に復帰したクルム伊達の技術と体力に驚きを隠さなかった。
「信じられないわ。試合から離れていても、あれほど素晴らしい肉体を維持していたことを証明しています。彼女は信じられないくらいにフィットしています。」
しかし、先週にソウルで行われていた大会で準々決勝まで進出していたクルム伊達は、帰国からわずか1日でこの試合に臨んでいた。「昨日、韓国から戻ってきたばかりで、とても疲れていました。今日はいくらか体調は良くなりましたが、ここのサーフェスは韓国よりもとても球足が速かったです。」
優勝した1995年大会以来に今大会の本戦で勝利を挙げたクルム伊達は、2回戦でD・ハンチュコバ(スロバキア)と対戦する。
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