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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会7日目の28日、女子シングルス4回戦8試合が行われ、第8シードのK・クレイステルス(ベルギー)が第17シードのJ・エナン(ベルギー)を2-6, 6-2, 6-3の逆転で下し、ベスト8への切符を手に入れた。
今回で通算25度目の対戦となるクレイステルスとエナン、これまでの対戦ではお互いに12勝12敗と星を分け合っていたが、グランドスラムではエナンが5勝2敗、そしてグラスコートでは3勝1敗でエナンが勝ち越していた。
第1セットでは2度のブレークをエナンに許しセットダウンとなったクレイステルスであったが、第2セットでは逆に2度のブレークを奪い、セットオールに追いつき試合を振り出しに戻す。
天王山となったファイナルセット、クレイステルスが少ないチャンスを活かしブレークに成功すると、残りのサービスゲームをキープしゲームセット、試合時間は1時間28分だった。
試合後の会見でクレイステルスは「序盤は彼女のスピードにとても圧倒されてしまいました。あらゆる局面で圧倒的でした。第2セットに入ると、私もエンジンがかかり始めて、彼女にプレッシャーをかけられるようになりました。ファーストサーブの確率も上がりました。試合の流れが変わりました。」と試合を振り返った。
一方のエナンは「キムは第1セットではミスが多かったので、私は本当に試合に入り込むことが出来ました。ゆっくりですが確実に彼女はより強烈なショットを打ち、プレッシャーをかけ始めました。第2、第3セットでは全てのチャンスを彼女はものにしました。私は積極的ではありませんでしたし、前に行く姿勢ではありませんでした。」と敗戦について語った。
また今季からツアーに復帰したエナンは、今大会でのタイトル獲得をゴールの一つとして宣言していた。「今年はまだ過渡期の段階です。だから、私にとっては2011年がもっと重要になります。」と来年の活躍を誓った。
4年ぶり4度目となるベスト8入りを果たしたクレイステルスは、準々決勝で第21シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)と対戦する。ズヴォナレーワは、第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)に対し6-1, 3-0とリードした場面でヤンコビッチが後背部の負傷を理由に棄権、ベスト8進出を果たしている。
ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)はセンターコート第2試合に登場、第16シードのM・シャラポワ(ロシア)を7-6 (11-9), 6-4のストレートで下し、準々決勝進出を決めている。
セリーナとシャラポワが今大会で対戦するのは、2004年の決勝以来となっており、その時は当時17歳のシャラポワがストレート勝ちを収めタイトルを獲得していた。
この他の試合の結果は以下の通り。
V・ウィリアムズ(アメリカ) (2) ○-× J・グロス(オーストラリア), 6-4, 7-6 (7-5)
P・クヴィトバ(チェコ共和国) ○-× C・ウォズニアキ(デンマーク) (3), 6-2, 6-0
N・リー(中国) (9) ○-× A・ラドワンスカ(ポーランド) (7), 6-3, 6-2
T・ピロンコバ(ブルガリア) ○-× M・バルトリ(フランス) (11), 6-4, 6-4
K・カネピ(エストニア) ○-× K・ザコパロバ(チェコ共和国), 6-2, 6-4
今大会の優勝賞金は100万ユーロ、日本円で約1億1200万円。
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