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男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン（ドイツ/ハーレ、賞金総額７５万ユーロ、芝）は９日、シングルス２回戦４試合が行われ、第８シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）がＴ・デ=バッカー（オランダ）に6-3, 6-3のストレートで快勝し、ベスト８進出を果たした。

第１セット５－２とリードを奪ったヒューイットであったが、この時点で首に違和感を覚え、トレーナーの治療を受けにコートを後にする。その後、試合に復帰したヒューイットは何事もなかったかのようにデ=バッカーを圧倒するも、エンドチェンジ毎にマッサージを受けた。

「スマッシュを打った時に首に突っ張りを感じたんだ。それを悪化させたくなかった。」とヒューイット。「だけど、調子を保つことが出来て良かったよ。」

世界ランク３２位のヒューイットは、準々決勝でＡ・ベック（ドイツ）と対戦する。ベックは地元勢のＮ・キーファー（ドイツ）を6-2, 3-6, 7-6 (7-4)で下し、ベスト８入りを果たしている。

今大会で好調を維持しているヒューイットは、６月２１日から開幕するウィンブルドンにむけて自信を深めているようだ。「ドロー次第では、何か出来るとは思うよ。ツアーに参加し始めた頃には言わなかったと思うけど、芝は好きなサーフェスだよ。」とコメントを残した。

この他の２回戦では、Ｌ・ラコ（スロバキア）がＤ・メッフェルト（ドイツ）を2-6, 6-4, 6-3で、Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ）がＶ・トロイキ（セルビア）を7-6 (7-5), 6-3でそれぞれ下し、ベスト８入りを決めている。

また残りのシングルス１回戦２試合も行われており、Ａ・ファリャ（コロンビア）がＮ・オクン（イスラエル）を6-4, 6-3で、Ｂ・ベッカー（ドイツ）がＭ・レドフスキー（ロシア）を6-4, 6-2で下し、２回戦進出を決めている。

今大会の優勝賞金は１１万３６００ユーロ。