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男子テニスの国別対抗戦であるARAG・ATP世界チーム選手権（ドイツ/デュッセルドルフ、賞金総額７５万ユーロ、クレー）は大会初日の１６日、レッドグループのアメリカとオーストラリアの対戦はシングルス２試合を行い、１勝１敗のタイで終わっている。

シングルス２試合、ダブルス１試合の勝敗の合計で争われる今大会、Ｓ・クエリー（アメリカ）がＰ・ルクザック（オーストラリア）を6-7 (4-7), 7-6 (7-3), 6-3の逆転で破りアメリカが先勝するも、続く第２試合で元世界王者のＬ・ヒューイット（オーストラリア）がＪ・アイズナー（アメリカ）に6-2, 6-4で勝利、試合をタイに戻した。

接戦を制したクエリーは「第３セット序盤に奪ったブレークが全てだった。時には１ブレークだけで十分。サーブ＆ボレーを多く試してみたんだ。１５か２０回くらい。新しいことにチャレンジしているんだけど、成功だったようだね。来週にも活かされるといいね。」と自らのパフォーマンスに手応えを感じていた。

一方、勝敗の行方をダブルスに持ち込むことに成功したヒューイットは「良い試合だった。アイズナーに対し良いスタートだった。彼はいつでもやりにくい相手さ。彼はあんなビッグサーブを持っていて、それが他の選手とは違う高さから襲ってくる。彼のフォアハンドがサーブ並だったら、どのサーフェスでも危険な相手になるよ。」とコメントしている。

この日はレッドグループのもう一方の対戦、チェコ対スペインのシングルス１試合も行われており、Ｊ・ハジェク（チェコ共和国）がＤ・ヒメノ=トラバー（スペイン）を6-2, 6-2と６７分で下し、チェコが１勝目を上げている。

一方のブルーグループでは、ホスト国のドイツ対フランスのシングルス２試合が行われており、Ｊ・シャーディ（フランス）がＰ・コールシュライバー（ドイツ）を6-2, 6-4で、Ａ・ベック（ドイツ）がＰ・Ｈ・マチュー（フランス）を7-6 (7-1), 6-7 (4-7), 6-4で下し、１勝１敗で初日を終えている。

ブルーグループのもう１試合、ディフェンディング・チャンピオンのセルビアとアルゼンチンの対戦は、Ｈ・ゼバロス（アルゼンチン）がＦ・クライノビッチに6-1, 6-4のストレートで勝利、アルゼンチンがリードしている。