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男子テニスツアーのマスターズ１０００シリーズのモンテカルロ・マスターズ（モナコ/モンテカルロ、賞金総額２２２万７５００ユーロ、クレー）は大会２日目の１２日にシングルス１２試合を行い、元世界ランク１位のＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）や、怪我から完全復活を目指すＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）が２回戦進出を決めた。

第９シードのフェレーロはＭ・グラノジェルス（スペイン）を6-0, 6-3で一蹴して初戦突破を決めた。２００２年、２００３年と２連覇を果たしたフェレーロは、グラノジェルスに１度もブレーク許さず、７度のブレークを奪い圧倒。わずか６９分で初戦突破を決めた。

右臀部の手術で昨シーズンのほとんどを棒に振ったナルバンディアンは、２月に地元ブエノスアイレス大会で復帰を果たすも、右太腿の筋肉を痛め数週間の治療を要していた。まだ本来の調子は取り戻してはいないものの、この日はＡ・ベック（ドイツ）を6-3, 6-1と寄せ付けず６８分の快勝で２回戦進出を決めた。

フェレーロは主催者推薦で出場のＢ・トミック（オーストラリア）を6-4, 6-2で下したＢ・ベッカー（ドイツ）と、ナルバンディアンは第７シードのＭ・ヨージニ（ロシア）とそれぞれ２回戦で対戦する。今大会では上位８シード選手は１回戦が免除されており、２回戦からの登場となる。

その他、第１０シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）はＦ・ロペス（スペイン）を6-3, 6-1で、第１１シードのＤ・フェレール（スペイン）も予選勝者のＰ・ルクザック（オーストラリア）を6-2, 6-4で、第１４シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）も予選勝者のＪ・ニエミネン（フィンランド）を7-5, 7-5と、いずれもストレートで倒し、シード勢が順当に２回戦へ進んだ。

ベルディフは予選勝者のＤ・ヒメノ=トラバー（スペイン）を6-2, 4-6, 6-2で退けた主催者推薦のＲ・ガスケ（フランス）と、フェレールはＪ・シャーディ（フランス）を6-2, 7-6 (7-2)で破った予選勝者のＡ・ゴルベフ（カザフスタン）と、モナコは初日の日曜日に初戦突破を決めたＭ・ベレー（ドイツ）とそれぞれ２回戦で対戦する。

その他の試合結果は以下の通り。

Ｊ・ベネトー（フランス） ○-× Ｏ・ドルゴポロフ, 6-4, 5-7, 6-2
Ｅ・ガルビス（ラトビア） ○-× Ｍ・キウディネッリ（スイス）, 6-3, 6-2
Ｎ・アルマグロ（スペイン） ○-× Ｓ・グロイル（ドイツ）, 3-6, 7-5, 6-2
Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ） ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン）, 6-3, 2-6, 6-2
Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） ○-× Ｔ・ベルッチ（ブラジル）, 2-6, 6-3, 7-6 (7-3)

今大会はマスターズ１０００大会ながら、上位選手が出場しなければならない必須大会から今季は外れているため、トップ１０選手中５選手が出場を見送っている。

そのため、第１シードが世界ランク２位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第２シードが今大会５連覇中のＲ・ナダル（スペイン）、第３シードがＡ・マレー（英国）、第４シードがＭ・チリッチ（クロアチア）、第５シードが同１０位のＪＷ・ツォンガ（フランス）と続く。

今大会の優勝賞金は４３万４０００ユーロ。