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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は月曜日に、シングルス3回戦残り8試合を行い、昨年のUSオープン・チャンピオンで第14シードのK・クレイステルス(ベルギー)が第23シードのA・クレイバノワ(ロシア)に4-6, 6-1, 6-7 (4-7)で敗れ、上位進出することなく大会を後にした。
第1セットを競い落としたクレイステルスは、第2セットに入って一気にギアをアップ。1度ブレークを許すもクレイバノワのサービスを全てブレークし、底力を見せ付けた。しかし、勝敗を決める第3セットではクレイバノワが勢いを取り戻し、タイブレークの接戦を制して2時間36分で終止符を打った。
今大会前に出場したマレーシア・オープンでは、決勝戦で世界ランク7位のE・デメンティエワ(ロシア)を下しキャリア初優勝を飾っていたクレイバノワ。この日もその勢いのまま、クレイステルスの強烈なストロークに引けを取らない打ち合いを見せ、タイブレークでは0-4の劣勢から一気に7ポイントを連取して今大会初の4回戦進出を決めた。
20歳のクレイバノワはベスト8進出をかけてC・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。スアレス・ナバロは、第27シードのA・サバイ(ハンガリー)を6-4, 3-6, 6-1で振り切り、ノーシードながらも4回戦進出を果たしている。
この日は第3シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が波乱に見舞われた。その波乱を演出したのは第28シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)で、アザレンカを7-6 (7-4), 6-2のストレートで退けた。第1サーブの確率は42%と低かったマルチネス=サンチェスだったが、アザレンカの0本に対し7本のサービスエースを決めるなど格上のアザレンカを圧倒した。
第1セットは6本ものダブルフォルトを犯すなど、不安定なサービスだったマルチネス=サンチェスだったが、第2セット以降は立て直しに成功すると共に、リターンでアザレンカを攻め、3度のブレークを奪い1時間42分で番狂わせを演じた。マルチネス=サンチェスは昨年、年初92位の世界ランクを12月には自己最高位の26位へとジャンプさせた成長株で、4回戦では第13シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)と対戦する。ウィックマイヤーはR・ビンチ(イタリア)を6-1, 3-6, 6-3で下しての勝ち上がり。
その他の試合では、第6シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がS・エラーニ(イタリア)を2-6, 7-6 (8-6), 6-4の逆転で、第8シードのS・ストザー(オーストラリア)が第25シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)を6-3, 6-0のストレートで一蹴した。ヤンコビッチは第9シードのF・ペネッタ(イタリア)を6-4, 6-7 (4-7), 6-1で倒した第17シードのS・ペア(イスラエル)と、ストザーはA・セバストバ(ラトビア)を6-2, 6-3で破った第12シードで前年度チャンピオンのV・ズヴォナレーワ(ロシア)とそれぞれ4回戦で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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