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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は土曜日に2回戦残りの試合を行い、C・スアレス・ナバロ(スペイン)が第1シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-4, 4-6, 6-1で下し、見事、世界3位から大金星をあげた。試合時間は1時間56分だった。
昨年の全仏覇者で2007年、2008年の今大会で準優勝しているクズネツォワは今季、好不調の波が激しく、今回もミスの多いプレーで自滅した。
クズネツォワは第1セット、第1、3ゲームと連続で落とすと、そのまま同セットを落としてしまう。
第2セット前半はブレーク合戦となったものの、その後はクズネツォワの得意とするベースラインからの強打で試合をコントロール。5-4からブレークに成功すると、第2セットを奪い返す。
しかし最終セットのクズネツォワは勢いを失い、サービスゲームを3度ブレークされて万事休すの状態だった。クズネツォワは最終セットで1-5と大きくリードされた第7ゲームの最初のポイントを落とすと、ラケットを叩きつけた。完全に精神的平静を失ったクズネツォワはこのゲームで1ポイントも奪えないまま試合が終了、そのまま会場を去ることとなった。最後はクズネツォワの苦手とするバックハンドがワイドにそれた。
試合を通じてクズネツォワは69本の凡ミスを犯した。一方のスアレス・ナバロの凡ミスは38本と約半分だった。
クズネツォワは昨年の今大会でも2回戦で敗退しており、2年連続準優勝の後は2年連続2回戦敗退という残念な結果となってしまった。
世界42位のスアレス・ナバロは試合後のコートサイドのインタビューで「今はとても幸せな気持ち。いいプレーができいるし、次のラウンドに進めてハッピー。」と話した。スアレス・ナバロは3回戦でY・チャン(台湾)を6-3, 6-2で一蹴したA・サバイ(ハンガリー)対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
V・アザレンカ(ベラルーシ) (3) ○-× S・バンマー(オーストリア), 6-1, 7-5
J・ヤンコビッチ(セルビア) (6) ○-× P・マーティク(クロアチア), 6-3, 7-6 (7-2)
S・ストザー(オーストラリア) (8) ○-× J・コイン(フランス), 6-1, 7-6 (7-4)
F・ペネッタ(イタリア) (9) ○-× P・クヴィトバ(チェコ共和国), 6-3, 6-3
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (12) ○-× S・スティーブン, 6-4, 7-5
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (13) ○-× J・ジョルジュ(ドイツ), 6-2, 6-4
K・クレイステルス(ベルギー) (14) ○-× B・ザーロバ・ストリツォバ(チェコ共和国), 6-2, 6-1
S・ペア(イスラエル) (17) ○-× B・マテック(アメリカ), 6-2, 6-3
R・ビンチ(イタリア) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア) (21), 6-3, 7-5
A・クレイバノワ(ロシア) (23) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 6-7 (5-7), 6-3, 6-1
A・セバストバ(ラトビア) ○-× A・イバノビッチ(セルビア) (24), 6-2, 6-4
A・パブリュチェンコワ(ロシア) (25) ○-× K・シュプレム(クロアチア), 6-3, 6-1
S・エラーニ(イタリア) ○-× D・チブルコワ(スロバキア) (26), 7-5, 6-4
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) (28) ○-× A・ドゥルゲグ(ルーマニア), 2-6, 6-3, 6-1
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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