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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会7日目の24日、男子シングルス4回戦4試合が行なわれ、ノーシードから勝ち上がってきたM・キリレンコ(ロシア)が、第2シードのD・サフィーナ(ロシア)が第1セット途中で棄権したため、自身初となるグランドスラム8強進出を果たした。
この日の第4試合に組まれた試合は、キリレンコが5-4とリードして迎えた第1セット第10ゲーム、30-40とキリレンコがセットポイントを握ると、おもむろにサフィーナが審判台に歩み寄り、後背部の痛みを理由に棄権することを告げた。
不本意な形で大会を去ることとなったサフィーナは「どんどん悪くなっていますし、どうしてこうなったのか全く分かりません。本当に怖いです。コーチに向かってもう動けないと告げました。ショックです。」と、無念を吐露した。
初戦で2008年のチャンピオンであるM・シャラポワ(ロシア)を破り、注目を集めていたキリレンコは、準々決勝で鄭潔(中国)と対戦する。2008年のウィンブルドンでベスト4に進出したこともある世界ランク35位の鄭潔は、第31シードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで下し、ベスト8進出を決めている。
3回戦で昨年のUSオープンを制したK・クレイステルス(ベルギー)に圧勝していた第19シードのN・ペトロワ(ロシア)は、昨年の全仏オープンを制した第3シードのS・クズネツォワ(ロシア)を6-3, 3-6, 6-1のフルセットで振り切り、ベスト8に名を連ねている。
グランドスラムでは2005年の準決勝進出がこれまでの最高成績であるペトロワは「今日は(3回戦と)似ていたわ。モチベーションも集中力も同じレベルにありました。まだまだ達成できることがあるはずです。それが本当の目標です。」と語り、27歳とツアーではベテランの域に差し掛かりつつも、まだ自分にはポテンシャルがあることを述べた。
そのペトロワは、準々決勝でJ・エナン(ベルギー)と対戦する。主催者推薦で出場している元女王のエナンは、同胞の後輩であるY・ウィックマイヤー(ベルギー)を7-6 (7-3), 1-6, 6-3で振り切り、ツアー復帰2大会目ながらもベスト8進出を決めた。
20ヶ月ぶりとなる現役復帰を果たしているエナンは試合後、「私にとって素晴らしい瞬間です。戻ってこれて素晴らしい感覚ですし、素晴らしい戦いでした。ありがとう。」と、勝利を称える観客に感謝を述べた。
グランドスラム通算7勝を誇るエナンは、第1セット第12ゲームでウィックマイヤーに3本のセットポイントを握られたが、それを切り抜けタイブレークの末にセットを先取すると、第2セットを失った後の第3セット第1ゲーム、いきなりウィックマイヤーのサービスゲームでブレークに成功、そのまま2時間13分で逃げ切っていた。
今大会の優勝賞金は210万豪ドル。日本円でおよそ1億7640万円。
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