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女子テニスツアーのパイロット・ペン・テニス女子(アメリカ/ニュー・ヘイブン、賞金総額60万ドル、ハード)は火曜日に1、2回戦を行い、第2シードで昨年優勝のC・ウォズニアキ(デンマーク)がE・ガロビッツ(ルーマニア)に6-0, 6-0のスコアで完勝し、2回戦に駒を進めた。試合時間はわずか43分だった。
ウォズニアキは19分で終わった第1セットの最後の21ポイントのうち20ポイントを獲得、第2セットもわずか24分で締めた。
世界ランク9位のウォズニアキは試合後、ウィンブルドン後にスピードとフィットネスのレベルが向上した、と述べており、それが功を奏しているようだ。その背景には、同胞の友人であり、プロボクサーのM・ケスラーからボクシングをやるように薦められたことがあったようだ。
「たくさん走らされるし、腹部、背部、肩、腕といったテニスに必要な部位の筋肉をつけることができるの。」
ウォズニアキはサンドバックを叩いたり、コーチとスパーリングをしているようだ。また、コーチをパンチしてしまった後には謝っているとも語り、会場の笑いを誘った。
「コーチは『何で謝るんだ?それがボクシングなんだよ。僕を殴らなくちゃならない』って怒鳴るの。いずれにしても、自分の中のストレスを吐き出すことは時には楽しいものね。」
元女王のM・ヒンギス(スイス)もフィットネス向上のために一時、ボクシングをやっていたことがあり、ボクシングとテニスとの相性はいいようだ。
また最近絶好調のS・ストザー(オーストラリア)はA・コルネ(フランス)と対戦。6-7 (8-10), 6-2, 6-4の逆転で下し、同じく2回戦進出を決めた。試合は猛暑の中で行われ、第1セットは何と、90分近くもかかった。試合時間は2時間36分だった。
試合後、ストザーは「ちょっと激しい試合だったわ。第2セットを奪えた後は気が楽になった。ファイナルセットは厳しかったけどね。勝てて、自分のテニスに満足している。逆転で勝てたしね。」と激戦を振り返っている。
1回戦で杉山愛(日本)を下した第8シードのA・モレスモ(フランス)は、2回戦でA・ボンダレンコ(ウクライナ)を6-1, 6-1と一蹴し、3回戦に駒を進めた。第6シードのM・バルトリ(フランス)はMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)を4-6, 6-3, 6-1の逆転で下して2回戦へ。元世界5位のA・チャクエタゼ(ロシア)もS・バンマー(オーストリア)を4-6, 6-4, 7-5の逆転で下し、3回戦へと進出している。
また第3シードのF・ペネッタ(イタリア)はI・オラル(ルーマニア)を6-1, 6-2で下して、2回戦へと進んだ。試合後、ペネッタは「自分のテニスに集中でき、それが功を奏した。」と話している。
今大会の優勝賞金は9万8500ドル。
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