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女子テニスツアーのWSファイナンシャル・グループ・女子オープン(アメリカ/シンシナティ、賞金総額200万ドル、ハード)は14日、シングルス準々決勝を行い復帰戦として出場しているK・クレイステルス(ベルギー)が世界ランク1位のD・サフィーナ(ロシア)に臨んだが、その壁をぶち破ることはできなかった。
第1シードのサフィーナはクレイステルスを6-2, 7-5のストレートで下し、ここまで2年以上のブランクを感じさせない勝ち上がりを見せていたクレイステルスに、初めてツアーの厳しさの洗礼を浴びせた。
第1、第2セットとも出だし2-0とリードしたクレイステルスだったが、ここ数年で見違えるほど成長したサフィーナがその後実力を発揮して逆転していた。「サフィーナはこれまで見たなかで、一番のテニスをしていた。自分に対して今日の彼女は最高のプレーだった」とクレイステルスもその成長ぶりを認めていた。
強力なフォアハンドでポイントを重ねたサフィーナは「彼女(クレイステルス)の素晴らしさは承知していた。彼女は最高と言える選手の一人だと思っているの。今日は常に攻撃的なプレーをできたし、彼女に手にうちを読まれないようにできたわ。」と、集中して試合に臨んでいたことを明かした。
これで復帰大会での試合が終了となってしまったクレイステルスだが「明らかにここまでは思うようなプレーができたわ。満足の行く成績を残せたし、自分のレベルを上げることもできたって感じているの」と敗戦にも収穫のあった大会に満足していた。
サフィーナは準決勝で第14シードのF・ペネッタ(イタリア)と対戦する。ペネッタはD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。ペネッタは先月地元イタリアで行われたパレルモ国際で優勝。先週のLA女子テニス選手権でも2大会連続となる優勝を飾っている。
この日の勝利で現在世界ランク12位のペネッタは、週明け発表のランキングでイタリア人女性として初のトップ10入りが決まった。「本当に大きな意味があるわ。シーズンの初めに誰もが目標にすること。夢が叶ったわ。テニス選手になってずっと世界のトップ選手になることを望んでいて、やっとそこにたどり着けたの。信じられない」と、その喜びを語った。
その他、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)が第8シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を6-2, 6-1で、第5シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)がS・バンマー(オーストリア)を6-0, 6-3と、いずれも危なげない勝ち上がりを見せた。
バンマーは3回戦で第2シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を破る大金星を上げていたが、この日は別人のプレーでわずか62分で敗れ去った。決勝進出を懸けてデメンティエワとヤンコビッチが準決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は35万ドル。
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