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女子テニス国別対抗戦のフェドカップ、ワールドグループ2の1回戦、日本対クロアチアは2日、兵庫県立三木市のビーンズドームでシングルス2試合を行い、森上亜希子(日本)が勝利、中村藍子(日本)が敗北して、1勝1敗で初日を終えた。
第1試合に登場した森上は、N・オゼゴビッチ(クロアチア)と対戦し2-6, 7-5, 6-1で逆転勝ちした。
森上は第1セットを2-6で落とし、第2セットも0-2と先行されるが、3-2と巻き返しに成功。オゼゴビッチの速いサーブと強烈なフォアハンドに攻め苦しむが、粘りのテニスでリズムを掴んでいった。5-4で迎えた第9ゲームのサービング・フォー・ザ・セットは破られるが、次のゲームをラブゲームでブレークバックし、第12ゲームの最後ではサービスエースをワイドに叩き込んで、ラブゲームでセットオールに持ち込んだ。
ファイナルセットでは、第2セットで流れを掴んだ森上の攻守が冴え、4ゲーム連取で主導権を握った。一方のオゼゴビッチは、後半になるにつれ荒さが目立ち始め、ミスショットが増えた。森上は第7ゲーム、8度目のマッチポイントで粘るオゼゴビッチを振り切り、逆転劇に幕を下ろした。最後は森上が気迫で勝った格好となった。
第2試合では、フェドカップ2年ぶりの登場となった中村が、J・コスタニッチ・トシッチ(クロアチア)3-6, 6-3, 3-6で惜敗した。
ハードヒットが身上の中村に対して、コスタニッチ・トシッチはスライスなど緩急をつけたプレーで、第4ゲームで先にブレークを奪取。中村も第5ゲームでブレークバックしたが、第8ゲームで再びブレークを喫し、セットを落とした。第2セットでも、中村は先にサービスを破られる苦しい展開を強いられるが、相手の調子が乱れた隙を突いて、第8ゲームでブレークを返し、ファイナルセットに突入。第3セットでは、またも先にサービスを破られ1-4と先行を許した中村が、3-4まで挽回したものの、続く2ゲームを失って勝負あり。
2日目の試合では、リバース・シングルス2試合と、藤原里華(日本)・森田あゆみ(日本)が登場予定のダブルスが行われる。日本は、初日の1勝を含め3勝以上をあげて、4月に行われるワールドグループ1入りをかけたプレーオフ進出を果たしたいところ。
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