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(オーストリア、バード・ガシュタイン)
ガシュタイン・オープン(賞金総額17万5千ドル、ティア3、クレー)は日曜日に決勝を行い、第1シードのF・スキアボーネ(イタリア)が地元期待のY・モイスバーガー(オーストリア)を6-1, 6-4のストレートで下し、プロ生活9年目にして念願のツアー初優勝を飾った。
スキアボーネは8度の準優勝を果たしていたが、今回悲願の優勝を手にした。「もしかして9回目の決勝でも負けるかもなんて、ちっとも考えていなかった。1ポイントに集中して、先のことではなく今のことを考えなくてはダメ。最後のショットが決まったときは、熱いものがこみ上げて来た。」と語っている。
優勝賞金2万5,840ドルを手にしたスキアボーネは、全仏オープン1回戦でもモイスバーガーと対戦しており、そのときも6-2, 6-4で勝っていた。今回の決勝では、第1セットをスキアボーネが簡単に取ると、第2セットではモイスバーガーが反撃を開始し、4-3とリードした。しかし、スキアボーネが続く3ゲームを連取し、試合に幕を下ろした。
「彼女(モイスバーガー)は、第2セットでレベルを上げてきた。だから私は自分自身に『彼女がこのプレーを続けたら、私もレベルを上げなくてはいけない。もしそれで負けても、仕方ない。』と言い聞かせた。」とスキアボーネは後に語った。
27歳のイタリア出身スキアボーネは、今月行われたフェド杯準決勝のイタリア対フランス戦でも大活躍で、シングルスでは2連勝し、世界6位のA・モレスモ(フランス)にも勝っていた。
一方23歳のモイスバーガーは第2シードのE・ロワ(フランス)、第8シードのL・ドミンゲス=リノ(スペイン)、第7シードのK・ナップ(イタリア)を撃破してのツアー初の決勝進出だったが、惜しくもツアー初優勝を逃した。
「決勝まで来られて本当に嬉しい。少し緊張していたけど、良い試合が出来たと思うし、楽しかった。一生懸命戦って、勝てると信じてきたけど、最後は彼女のほうが一枚上手だった。」とコメントした。
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