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(イギリス、ロンドン)
ウィンブルドンの前哨戦として開催されるアルトワ・チャンピオンシップ(賞金総額91万ドル)が月曜日から開幕し、全仏オープン決勝でランキング1位のR・フェデラー(スイス)を下して見事大会3連覇を達成したR・ナダル(スペイン)がトップシードとして参加し、早くも芝のシーズンへ向けて調整を始める。
「必ずしも得意なサーフェスではないが、ウィンブルドンへ向けて出来る限り調整して行きたい。」と語るナダルは、それでも昨年の同大会でベスト8入り(優勝したL・ヒューイット(オーストラリア)に敗退)している。そしてその好調を維持しウィンブルドンで初めて決勝に進出、R・フェデラーに敗れたが見事準優勝を飾るに至った。
現在ウィンブルドン4連覇中で芝を得意とするフェデラーは、4年連続優勝しているドイツ・ハーレの大会に出場する予定だったため、今大会でのナダルとの対戦はなかった。しかし、フェデラーは日曜日の全仏オープン決勝の後、休養を目的にハーレの大会を欠場すると発表した。
今大会は上位8シード選手は1回戦が免除されているため、2回戦からの登場となるナダルの初戦の相手は、この日T・ヨハンソン(スウェーデン)を6-2, 6-4で倒したJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)。両者は全仏オープンでも1回戦で顔を合わせている。
第2シードのA・ロディック(アメリカ)は2回戦でR・シュティエパネック(チェコ共和国)と対戦する。去年のウィンブルドンでベスト8入りを果たしたシュティエパネックは、D・サングイネッティ(イタリア)との1回戦途中、6-2, 2-0とリードしたところでサングイネッティが棄権を申し入れ、勝利をものにした。
クレーが苦手のロディックは、全仏オープン2年連続初戦敗退となったが、芝は得意としており、今大会では過去に3回優勝し、ウィンブルドンでも2度の準優勝がある。
昨年度覇者のヒューイットは第6シードでの出場で、K・プレス(デンマーク)とJ・W・ツォンガの勝者と2回戦を行う。2002年ウィンブルドン覇者のヒューイットは、昨年の決勝でJ・ブレーク(アメリカ)を下して優勝した。
この日の1回戦に登場したシード選手では、第11シードのJ・ビョークマン(スウェーデン)、第12シードのP・H・マチュー(フランス)、第14シードのA・クレマン(フランス)、第15シードのR・ジネプリ(アメリカ)が、順当に2回戦へ駒を進めた。今大会の優勝賞金は10万7千696ドル。
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