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(マレーシア、クアラルンプール)
R・フェデラー(スイス)、P・サンプラス(アメリカ)、テニス史上に燦然と輝く二人の新旧王者の対戦が実現することとなった。これは、今年11月に予定されるマレーシア独立50周年イベントの一環として催されるもの。
これまで10個のグランドスラム・タイトルを有するフェデラーは現在25歳。2004年2月に世界ランキング1位に上り詰めると、以降3年以上連続してその座を保っている。
一方、生涯で14回のグランドスラム優勝を上げ、6年間世界No.1であり続けたサンプラスは35歳。2002年USオープン優勝を最後にテニス界から姿を消していたが、今年からチャンピオンズ・カップに登場して活躍している。
「新旧の激突」と称されるこの対戦は、メルデカ・テニス・チャレンジ大会のメイン・イベントの一つとして、11月22日に行われる予定。この他アジアで2回対戦が予定されており、同月24日のマカオでも対戦。もう一箇所は未定とのこと。
「まだ僕がこうやってテニスやるだけの若さがあるうちに、ロジャーと対戦できるのは、僕にとっても特別な意味を持つよ。」と対戦に期待を寄せるサンプラス。「でも緊張するのは僕の方だろうね。今は僕の記録が最多グランドスラム優勝だけど、近いうちにロジャーがそれを越すだろうからね。」
実はこの二人の対戦はこれが初めてではない。2001年ウィンブルドンの4回戦で当時世界ランキング15位だったフェデラーが、同6位のサンプラスを5セットの末に倒している。
「ピートとの試合が実現するなんて夢のようだ。初めてウィンブルドンに出て、そしてピートに勝ったあの試合は忘れもしない。ファイナルセット7-5で勝ったんだ。」と、フェデラーもこの対戦に大きな期待を寄せる。
二人は今年3月に、ロスアンゼルスのサンプラス邸で一緒に練習をしたことがあるという。インディアン・ウェルズを控えてカリフォルニア入りしていたフェデラーが立ち寄ったもの。
「ロジャーと一緒に練習したとき、まだ自分も捨てたもんじゃないと思ったんだ。二人は性格的にも似たところが多いし、テニス界への使命も感じている。二人のラケットがどう戦うのか、見ものだね。」と、旧王者は語った。
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