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(スペイン、マヨルカ)
スペイン、マヨルカ島に用意された半面が芝、ネットを挟んだもう半面がクレーという異色のサーフェス持つコートで2日、世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)と同2位のR・ナダル(スペイン)がエキシビション・マッチを行い、ナダルが7-5, 4-6, 7-6 (12-10)でフェデラーに勝利した。
『クレー王』として男子ツアーに君臨し、現在同サーフェスで全仏オープン2連覇を含む72連勝中のナダルは、故郷で行われたこの試合について、「長くて、変化に慣れる暇もない試合だった。芝コートでは苦労したよ。」とコメント。
一方、ウィンブルドン4連覇中で、芝の帝王として48連勝中のフェデラーは、「僕らは、緊張感の張り詰めた長時間の、ハードな試合には慣れている。だから、こういう半分芝で、半分クレーというコートでプレーするのは楽しいよ。」と語った。
フェデラーとナダルの対戦成績は、芝ではフェデラーの1勝0敗、クレーではナダルの5勝0敗。今回はイレギュラーなサーフェスながら、7勝3敗とハードコートを含む通算成績で勝ち越しているナダルに僅差で軍配が上がった。
コートチェンジのたびにサーフェスに合わせてシューズも履き替えるという慌しい展開を強いられたこの試合は、開始直後にナダルがクレーコート側からフェデラーのサービスを破って第1セットを先取。しかし、フェデラーも第2セットで、芝コート側からナダルのサービスをブレイクし、試合を振り出しに戻した。
ファイナルセットでは、ナダルが3-1と先行するが、フェデラーも3-3に猛追。迎えたタイブレイクでは、先にフェデラーがミニブレイクを奪って4-2とリードしたが、ここでチェンジコートでクレーコート側に回ったナダルが反撃、6-6とする。その後9-9で再度コートチェンジをし、最後は11-10で迎えたフェデラーのポイントをブレイクして、約2時間半の試合に終止符を打った。
今月末から始まる全仏オープン、そしてその後に控えるウィンブルドンで、この両者の戦いは昨年と同じく決勝で観られるのだろうか。
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