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(ロシア、モスクワ)
男子国別対抗戦-デビスカップ決勝が、今週末モスクワのオリンピック・スタジアムで開催される。地元の声援をバックに2度目の優勝を狙うロシアが、初優勝を目指すアルゼンチンを迎え撃つ。
30日、初日の対戦カードが発表され、2度の四大大会優勝を誇るM・サフィン(ロシア)が、第2シングルスでD・ナルバンディアン(アルゼンチン)といきなり激突することとなった。サフィンはナルバンディアンに過去6勝2敗と優位に立っており、ロシアが初優勝した2002年にも準決勝でナルバンディアンを下している。両選手は今季2度対戦しており、USオープンではサフィンが、マドリッド・マスターズではナルバンディアンが勝利している。
長らく故障に悩まされてきたサフィンだが、ここに来て復調の兆しを見せており、今回のデビスカップ・タイトル獲得に並々ならぬ闘志を燃やしている。「痛みを感じずにコートを走り回れるようになるのに半年もかかった。その間ランキングも下がり自信も喪失してしまった。だからこそ、今ここでデ杯制覇を果すことが重要なんだ。このチャンスを逃したら次はいつデ杯決勝でプレーできるかなんて分からないんだからね。」アルゼンチンを率いるナルバンディアンも、「もし彼(サフィン)がベストのテニスをしたら、僕を含めて誰が相手でもかなわないだろう。」と警戒していた。
もう1試合のシングルスは、今回登場する選手の中で最もランキングの高いN・ダビデンコ(ロシア)(世界3位)と、最も下位のJ・I・チェラ(アルゼンチン)(世界33位)というカードとなった。ランキング的にはダビデンコ優位に見えるが、チェラはダビデンコとの相性が非常に良く、なんと過去5戦全勝を誇っている。カードが発表されたとき、チェラは「明日の試合に向けて自信もあるし準備も万全だ。勝ちに行くよ。ダビデンコは短いポイントでの勝負を好むけれど、僕はリズムを変えて、彼を困らせてやるつもりさ。」と話していた。一方のダビデンコは、「カイエリやアカスーソでは、このサーフェスで僕を倒すのは無理。それがチェラが選ばれた理由だと思う。」とコメントするに留まった。ダビデンコは先週の日曜日に長年付き合ってきたイリーナ・ヴァースナと結婚したばかりで、ハネムーンを延期しての参加に、「優勝カップこそがチームメイトからもらう最高の贈り物」だとメディアのインタビューで答えていた。
また土曜日のダブルスは、M・ヨージニ(ロシア)/D・ツルスノフ(ロシア)対ナルバンディアン/A・カイエリ(アルゼンチン)というカードに決まった。日曜日のリバース・シングルスでは、サフィン対チェラ、ダビデンコ対ナルバンディアンという対戦が予定されている。
対戦を前にロシア代表監督を努めるシャミル・タルピシェフが、「実力は全くの互角。ただチームとしてはアルゼンチンのほうがバランスの取れた布陣になっているかもしれない。」と控えめなコメントを出していたのに対し、アルゼンチン代表監督のA・マンチーニは、「ナルバンディアン以外の3人の選手のコンディションも非常に良い。我々は自分達が負けるとは思っていない。とにかく質の高いテニスをして、勝つためにベストを尽くすのみさ。」と強気なコメントをしていた。
また今回は、デ杯史上初めて『ホークアイ・システム』がデビスカップに登場することとなった。
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