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2度あることは3度ある ナダルまたしてもベルディフに敗れる

(スペイン、マドリッド)

マドリッド・テニス・マスターズ(賞金総額245万ドル)は金曜日に準々決勝が行われ、第11シードT・ベルディフ(チェコ共和国)が昨年覇者で第2シードR・ナダル(スペイン)を6-3, 7-6 (8-6)のストレートで下し、見事準決勝進出を決めた。今回が両者4回目の対戦で、ベルディフはここ3回連続の勝利。

ベルディフは昨日の3回戦ではA・ロディック(アメリカ)をも倒し、この日も持ち前のビッグ・サーブとベースラインからの強打でナダルを苦しめた。互角の戦いとなった試合は、第1セットの第4ゲームでベルディフがサービスブレークした以外は、全てお互いのサービスをキープした。第2セットでは満員の観衆はますますナダルを応援したが、そのプレッシャーもはねのけ、ベルディフは2度のブレークポイントをしのいだ。タイブレークでは、ナダルは3-5と追い込まれた場面から逆転し、一時は6-5とリードした。しかしセットポイントでベルディフはラインぎりぎりの鋭いショットを繰り出し、ナダルのボールがネット。ナダルはクレームをつけたものの、ビデオリプレイによりボールが入っていたことが判明し、6-6のタイとなった。その後ベルディフはバックハンドからダウンザラインへウィナーを決めると、最後は強烈なサーブで締めくくった。試合直後かなり大げさなジェスチャーで勝利を祝っていたベルディフに対しては、聴衆は冷ややかな態度を示していた。

「彼の母国で勝てたのが意味のあること。特にここのような早いコートだと、僕には有利だ。」と、伸び盛りのベルディフ本人はますます自信をつけていた。勝ったベルディフは準決勝で第10シードのF・ゴンサレス(チリ)と対戦する。ゴンサレスは第15シードN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、第3セットでは2-5と追い詰められながら逆転し、7-5, 5-7, 7-5で勝ちあがった。

また他の準々決勝では、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)M・サフィン(ロシア)を6-4, 6-7 (6-8), 7-6 (7-2)の3時間近い死闘の末に下して見事4強入りを決めた。ナルバンディアンは第2セットで1本マッチポイントがあったがそれを逃がしたため、結局フルセット・タイブレークまで試合はもつれ込んだ。ナルバンディアンは今大会これで3年連続のベスト4入りとなった。2004年には決勝でサフィンに敗れていた。8強止まりとなったサフィンだが、先週のクレムリン・カップでの準優勝など、最近の成績には満足しているようで、「負けて悔しいというよりは達成感がある。」と語っていた。「USオープン前には104位にまでランキングが落ちていたけど、今はまた30位内に迫ろうとしている。これで全豪オープンにシード付で出場できると嬉しい。」と好調さに自信を増していた。なお両者は、12月のデビス・カップ決勝のロシア対アルゼンチン戦で再度顔を合わせる可能性もある。

準決勝でナルバンディアンを待ち受けるのはR・フェデラー(スイス)。フェデラーはR・ジネプリ(アメリカ)を6-3, 7-6 (7-4)で退けた。今大会はM・アンチッチ(クロアチア)T・ロブレド(スペイン)の二人のシード勢をなぎ倒して勝ちあがってきたジネプリは、この日もリターンが冴え、フェデラーに一方的なリードは与えなかった。しかし、終始安定したフェデラーは第1セットでサービスブレークを1回奪い、第2セットのタイブレークでも優位を失うことなく着実に試合を手中に収めていった。これでフェデラーは今季通算80勝5敗となり、去年の81勝に並ぶまであと一つとなった。

(2006年10月21日10時33分)
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