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(アメリカ、カリフォルニア州インディアンウェルズ)
男女共催で行われているパシフィック・ライフ・オープン大会9日目の17日、男子シングルス準々決勝が行われ、トップシードのR・フェデラー(スイス)が第6シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を6-2, 6-3のストレート、試合時間にしてわずか66分で下しベスト4進出を決めた。これでフェデラーは今季4大会連続決勝進出まで後1勝となった。
今年に入りシングルスで20勝1敗と圧倒的な強さを誇るフェデラーは、この日の試合が今季最高の出来だったと語っていた。「今日は最高のプレーが出来たよ。イヴァンとはこれまで何度も対戦してきたけれど、厳ししい戦いが多かった。今日の試合では僕がやりたいと思ったことの全てがうまくいったね。」
一方リュビチッチは、「僕も自分のことをトップ選手だとは思っているけれど、それはロジャーと実力が競っているということではないんだ。彼はきっと誰よりもずば抜けた力を持っているし、彼を追い詰めることが出来る選手といえばナダルくらいじゃないかな。でも、それはナダルが左利きだということが理由なだけで、それ以外の理由は無いと思う。いったん彼(フェデラー)が最高のプレーをしだしたら、もう誰もその邪魔をすることは出来ないんだ。彼のなすがままになるだけさ。」と答え、フェデラーの強さに脱帽していた。
フェデラーとリュビチッチは、最初の6回の対戦では3勝3敗と全くの五分だったが、その後フェデラーが5連勝をおさめていた。特に昨年は決勝で3度対戦するも、そのすべてでフェデラーがリュビチッチを破っており、リュビチッチにとっては完全な天敵となっている。
この結果、同大会2連覇中のフェデラーは準決勝で、第22シードのJ・ニエミネン(フィンランド)とP・スリチャパン(タイ)の勝者と対戦する。両者はそれぞれ4回戦で番狂わせを演じており、ニエミネンはM・サフィン(ロシア)を、スリチャパンは第4シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)をそれぞれ下している。ニエミネンとスリチャパンはこれまで4度対戦し、ニエミネンが3勝1敗で勝ち越している。
女子の部では、既に終わった試合で、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)が14のダブルフォールトを犯しながらもなんとか、2-6, 6-4, 6-2の逆転で第8シードのA・イバノビッチ(セルビア)を下している。デメンティエワの次の対戦相手は、トップシードのJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌと第17シードのG・ドゥルコ(アルゼンチン)の勝者となる。
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