チチパス ”12度目の正直” ATP500初V

ゲッティイメージズ
優勝を飾ったチチパス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500)は1日、シングルス決勝が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク21位のF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3, 6-3のストレートで下し、ATP500の大会で12度目の決勝にして初優勝を飾るとともに、ツアー大会で約11ヵ月ぶり12度目のタイトルを獲得した。

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26歳で世界ランク11位のチチパスが同大会に出場するのは5年ぶり4度目。2019年はR・フェデラー(スイス)に、2020年はN・ジョコビッチ(セルビア)に決勝で敗れ準優勝となっていた。

今大会は1回戦で世界ランク35位のL・ソネゴ(イタリア)、2回戦で同24位のK・ハチャノフ、準々決勝で同30位のM・ベレッティーニ(イタリア)、準決勝で同47位のT・フリークスポール(オランダ)を下し決勝に駒を進めた。

24歳のオジェ アリアシムとの顔合わせとなった決勝戦、チチパスはファーストサービス時に83パーセントの確率でポイントを獲得し、相手に7度のブレークポイントを握られながらも1度もブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。試合を通じて主導権を握ったチチパスが1時間28分で優勝を決めた。

チチパスがツアー大会で優勝するのは昨年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来約11ヵ月ぶり12度目。

また、ATP500の大会ではこれまで11回決勝に進みながら全て準優勝となっていたチチパスは12度目の決勝にしてついにタイトルを獲得。「ATP500の呪い」を打ち破った。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにチチパスのコメントを掲載している。

「心の底から優勝できて嬉しい。ネットの向こう側には素晴らしい相手がいて、難しい試練だと分かっていた。プレッシャーをうまくコントロールし、決定的な瞬間に力を発揮できたことを誇りに思う」

昨年6月に世界ランキングでトップ10から陥落していたチチパスは、この優勝により次週更新の世界ランキングで9位となりトップ10復帰を果たす。


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(2025年3月2日7時46分)
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