男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、ATP500)は2月28日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク21位のF・オジェ アリアシム(カナダ)が予選勝者で同77位のQ・アリス(フランス)を5-7, 6-4, 6-3の逆転で破り、今季ツアー3勝目に王手をかけた。
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24歳のオジェ アリアシムは今季好調を維持しており、アデレード国際(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)とオクシタニー・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)の2大会ですでにタイトルを獲得。今大会は1回戦で世界ランク51位のA・ブブリク(カザフスタン)、2回戦で同38位のN・ボルジェス(ポルトガル)、準々決勝で元世界ランク3位のM・チリッチ(クロアチア)を下して4強入りした。
準決勝、第1セットでオジェ アリアシムは2度のブレークを許して落とすも、第2セット以降はファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得。アリスに1度もブレークを与えないプレーを見せると、リターンゲームでは計3度のブレークに成功し、2時間16分で逆転勝ちをおさめた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「こういう競った試合ではポジティブなセルフ・トークをすることが大事なんだ。タフな1日を過ごしているときは、叱咤激励をしてポジティブでいることが大事。それが今日はうまくいったし、体力的にも深く掘り下げることができたね」
ツアー通算8勝目がかかるオジェ アリアシムは決勝で第4シードのS・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で世界ランク47位のT・フリークスポール(オランダ)をストレートで下しての4強入り。
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