男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は日本時間3月1日(現地2月28日)、シングルス準決勝が行われ、世界ランク48位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第9シードのD・シャポバロフ(カナダ)を7-6 (7-3), 7-6 (7-1)のストレートで下すとともに、2大会連続での決勝進出を果たした。
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25歳のダビドビッチ フォキナは先月行われたデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)でダニエル太郎や第1シードのT・フリッツ(アメリカ)らを破り決勝へ進出。決勝では第7シードのM・キツマノビッチ(セルビア)に逆転で敗れ準優勝を飾った。
初出場となった今大会は1回戦でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク70位のM・ベルッチ(イタリア)、2回戦で第7シードのF・ティアフォー(アメリカ)、準々決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同355位のR・P・メンデス(メキシコ)を下して準決勝へ駒を進めた。
一方、25歳で世界ランク32位のシャポバロフは今月行われたダラス・オープン(アメリカ/ダラス、室内ハード、ATP500)でツアー大会3度目の優勝を飾り今大会に臨むと、1回戦で予選勝者で同106位のN・バサバレディ(アメリカ)、2回戦で同34位のA・ミケルセン(アメリカ)、準々決勝で同52位のM・ギロン(アメリカ)を下してベスト4進出を果たした。
準決勝の第1セット、ダビドビッチ フォキナは第4ゲームでブレークを許し、1-4の場面では3度のブレークポイントを握られるもこれをセーブしなんとかキープに成功。すると直後のリターンゲームでブレークを返し、その後突入したタイブレークをものにして先行する。
続く第2セットでは両者流れを掴みきれず、互いに2度ずつブレークを許して再びタイブレークへ。するとここからもう一段階ギアを上げたダビドビッチ フォキナが一気に6ポイントを連取。1ポイントを返されるも最後はフォアハンドのウィナーを叩き込み、ツアー大会初制覇に王手をかけた。
勝利したダビドビッチ フォキナは決勝で第8シードのT・マハツ(チェコ)と対戦する。マハツは準決勝で世界ランク42位のB・ナカシマ(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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