女王「グラスはかなり厄介」

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芝でスライドするイガ・シフィオンテク
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は30日、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク138位のL・ カークホーブを6-4, 4-6, 6-3のフルセットで破り、マッチ37連勝で2年連続2度目の3回戦進出を果たした。試合後には「私にとってグラスはかなり厄介」と明かした。

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ウィンブルドンには過去2度出場(2019年・2021年)し、最高成績は4回戦進出となっているシフィオンテク。今大会の1回戦では世界ランク252位のJ・フェット(クロアチア)を6-0, 6-3のストレートで下し、ツアー連勝記録を“36”に更新。2000年以降ではV・ウィリアムズ(アメリカ)の記録を抜いて歴代単独1位に立った。

この試合、第1セットからブレークの奪い合うとなるも終盤で4ゲームを連取し、先行したシフィオンテク。第2セットでは1度のブレークを許して落とすも、迎えたファイナルセットで1度のブレークに成功し、2時間4分で勝利した。

試合後の会見でシフィオンテクは「確かにこのシーズンで自信をつけた。それは良いことだわ。大会ごとにどんどん良くなってきている。私にとってグラスはかなり厄介だと思う。正直に言うとね。どうすればベストなプレーができるかをまだ見つけ出しているところよ」と語った。

「グラスではすべてが変わってしまうような気がする。動きを調整しなければならない。ここではスライドがあまりできないわ。ボールを打つ前にスピードを落とさなければならないので難しい。グラスでプレーする時間がもっとあれば、いいプレーができると思うけどね。毎年4週間しかプレーできないので、きちんと学ぶには十分ではないわ」

勝利したシフィオンテクは3回戦で世界ランク37位のA・コルネ(フランス)と対戦する。コルネは2回戦で同75位のC・リウ(アメリカ)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

なお、この勝利によって歴代の連勝記録トップ10に近づいている。

【歴代の連勝記録トップ10】

1.M・ナブラチロワ(アメリカ) 74連勝(1984年)
2.S・グラフ(ドイツ) 66連勝(1989-1990年)
3.ナブラチロワ 58連勝(1987年)
4.M・コート(オーストラリア) 57連勝(1972年)
5.C・エバート(アメリカ) 55連勝(1974年)
6.ナブラチロワ 54連勝(1983-1984年)
7.グラフ 46連勝(1988年)
8.グラフ 45連勝(1987年)
10.エバート 41連勝(1975年/1976年)
10.ナブラチロワ 41連勝(1982年)



シフィオンテク 37連勝(2022年)

同日には第4シードのP・バドサ(スペイン)、第8シードのJ・ペグラ(アメリカ)、第13シードのB・クレチコバ(チェコ)らが3回戦に駒を進めている。

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(2022年7月1日19時34分)
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