女子テニスで世界ランク4位の
I・シフィオンテク(ポーランド)は10日にインスタグラムを更新し、ロシアによるウクライナへの侵攻について、長文で自身の思いと行動をつづった。
>>大坂らBNPパリバOP組み合わせ<<>>高校センバツ 男女団体組合せ<<10日開幕するBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)に第3シードとして出場する20歳のシフィオンテク。現在は会場で練習し試合に備えている。
インスタグラムではポーランド語と英語でつづった。
「私はこの戦争と罪のない人々の苦しみに反対しています。象徴的にでもウクライナとの連帯を示したいので、インディアンウェルズではウクライナの国旗の色をした小さなリボンをつけて試合をするつもりです。もし、他の選手もこの象徴的なジェスチャーでウクライナをサポートできると感じたら、このリボンをもっと多く用意し、選手の皆さんにお渡しすることができます」
「私はまだ20歳で、人生経験も浅いので、戦争に直面したときにどのように支援すればいいのか、正確に知っているふりをするつもりはありません。きちんとした制度やチームを信頼しています。ポーランド人道支援活動やポーランド赤十字などのように、組織的な方法で支援し人道的行動の調整で人々をサポートする組織を支援する価値があることは分かっています。ウクライナ人の強さと勇気を尊敬していますし、大規模な支援を行いウクライナ人のために家を開放し、国境にいる難民を支援するポーランド人を誇りに思っています。援助は、苦しみに対する私たちの最初の反応です。援助は必要ですし、長期的にも必要でしょうから、人道的危機を管理する長年の経験を持つNGOを支援するのは良いことです」
「アスリートとして、またポーランド人としてウクライナのテニスプレーヤーに連帯の意を表したい。これまでの試合は、彼らにとって非常に困難であったと同時に非常に重要なものであったと思います。また、自分たちの仕事をすること、プレーすることが重要だと思います。プレーすること、そして勝つことで私たちの声が届くのです。プレーしているときは、世界中のメディアと話しをします。私たちが話すことは、サポーターにとって重要であり、これは大きな特権であり責任でもあるのです」
「私は今でも、スポーツが人と人をつなぐものであってほしいと願っています。今日、スポーツは、戦争に立ち向かい、私たちが取ることのできる行動で、人々をつなげることができます。今、ここだけでなく、長期的に私たち1人ひとりができることに目を向けてください。私は今、この戦争に反対し助けるための力と可能性を持っていることに感謝しています。人を裁くのではなく、できる限りウクライナを支援しようと思っています」
「私たちはウクライナと連帯し、自分にも他人にも優しくなれる、なぜなら私たちは一緒にいると強くなれるからです。安全で強くいてください」
「最近、インターネット上には貴重な行動や情報がたくさんあります。その中で、私の声が一部の方にとって重要であることを自覚し、この戦争と罪のない人々の苦しみに対して抵抗を示すことがとても重要だと思い、この投稿をさせていただきました。同時に、この厳しい時代にテニスに喜びを見出したいと思っている人も多いと思うので、インディアンウェルズから少し投稿してみようと思います。安全で強くいてください」
BNPパリバ・オープンはシード勢が1回戦免除のため、シフィオンテクは2回戦から登場予定。2回戦では世界ランク50位の
A・カリーニナ(ウクライナ)と対戦する。カリーニナは1回戦で同81位の
C・ブレル(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
今大会の今大会の第2シードは
A・サバレンカ、第4シードは
A・コンタベイト(エストニア)、第5シードは
M・サッカリ(ギリシャ)、第6シードは
P・バドサ(スペイン)、第7シードは
Ka・プリスコバ(チェコ)、第8シードは
G・ムグルサ(スペイン)。第1シードの
B・クレチコバ(チェコ)は欠場を表明している。
>>シフィオンテクのインスタグラムはこちら<<
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