ATP ジョコに関し声明「遺憾」

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全豪OP会場で練習していたジョコビッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子プロテニス協会のATPは16日、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)出場を断念した世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)について声明を発表した。

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4連覇と10度目の全豪オープン制覇を狙うジョコビッチは、今月6日にメルボルンに到着したものの新型コロナウイルスのワクチン接種に関する資料が不十分であったことでビザ(査証)の取り消しがあり、10日まで勾留されていた。

10日にオーストラリアの裁判所がこの判断を不当としたため会場で練習ができる状況が続いていたが、14日、オーストラリア政府のアレックス・ホーク移民相が再び取り消しを発表。同日に勾留が決定し、16日には現地9時30分(日本時間7時30分)から審理が行われた。そして、審理の結果ジョコビッチの異議申し立てが棄却され裁判所はホーク移民相の判断を支持。ビザの取り消しが確定していた。

ATPはこの判断を受け声明を公表「本日、ノヴァーク・ジョコビッチのオーストラリアビザ取り消しを支持する決定が下され、遺憾な一連の出来事が幕を閉じました。最終的には、公衆衛生に関する事項に関する法的当局の決定は尊重されなければなりません。事実を把握し、この状況から学びを得るためには、さらに時間が必要です」とした。

「このような事態に至った経緯はともかく、彼は私たちのスポーツ界で最も偉大なチャンピオンの1人であり、彼が全豪オープンを欠場することはスポーツ界にとって損失です。ノヴァークにとってここ数日がいかに激動的であったか、そして彼がメルボルンでのタイトル防衛をどれほど望んでいたかを私たちは知っています。私たちは彼の無事を祈るとともに、近いうちにコートに戻ってくるのを楽しみにしています」

「ATPでは、引き続き全選手にワクチン接種を強く推奨しています」

過去9度の全豪オープン制覇を誇るジョコビッチが不在となった今大会の第2シードはD・メドベージェフ、第3シードはA・ズベレフ(ドイツ)、第4シードはS・チチパス(ギリシャ)、第5シードはA・ルブレフ、第6シードはR・ナダル(スペイン)、第7シードはM・ベレッティーニ(イタリア)、第8シードはC・ルード(ノルウェー)

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(2022年1月17日7時35分)
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