テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は日本時間２日（現地１日）、男子シングルス４回戦が行われ、第１シードのＪ・シナー（イタリア）が第２３シードのＡ・ブブリク（カザフスタン）に6-1, 6-1, 6-1のストレートで圧勝し、２年連続３度目のベスト８進出を果たすとともに、１７年ぶりとなる大会２連覇まであと３勝に迫った。

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２４歳で世界ランク１位のシナーが同大会に出場するのは７年連続７度目。昨年は優勝を飾っている。

２００８年に大会５連覇を成し遂げた元世界ランク１位のＲ・フェデラー（スイス）以来、１７年ぶりとなる２連覇を狙っている今大会は、１回戦で世界ランク８９位のＶ・コプジバ（チェコ）、２回戦で同３６位のＡ・ポピリン（オーストラリア）、３回戦で第２７シードのＤ・シャポバロフ（カナダ）を下し４回戦に駒を進めた。

４回戦で対戦する２８歳で世界ランク２４位のブブリクは、シナーが同２位のＣ・アルカラス（スペイン）以外で今季敗れている唯一の相手。６月に行われたテラ・ウォルトマンオープン（ドイツ/ハレ、芝、ATP500）２回戦でシナーはブブリクに敗れている。

王者シナーがここで苦戦を強いられるか注目が集まったこの日の４回戦だったが、蓋を開けてみるとシナーが圧倒。トリッキーなプレーを得意とする曲者ブブリクを全く寄せ付けず淡々とキープを続けたシナーは、リターンゲームで８度のブレークに成功。わずか３ゲームしか失わずに準々決勝進出を果たした。

勝利したシナーは準々決勝で第１０シードのＬ・ムセッティ（イタリア）と対戦する。ムセッティは４回戦で世界ランク４４位のＪ・ムナル（スペイン）を下しての勝ち上がり。

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