男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500) は15日、シングルス1回戦が行われ、第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)がプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場した世界ランク105位の
R・オペルカ(アメリカ)に6-2, 6-2のストレートで完勝し、5年連続7度目の初戦突破を果たした。
>>【動画】チチパス、マッチポイントでドロップショット披露!勝利の瞬間<<26歳で世界ランク16位のチチパスが同大会に出場するのは5年連続7度目。初出場となった2018年、2021年、2023年、そして昨年と4度の準優勝を飾っている。
一方、27歳のオペルカは身長211cmを誇るビッグサーバー。2022年2月には世界ランク17位を記録したが、同年の8月を最後に負傷によりツアーを離脱。2023年10月のチャレンジャー大会で復帰するも、2回戦を棄権し再度競技を離れた。
それでも昨年7月にインフォシス・ホール・オブ・フェーム・オープン(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)で復帰を果たすと、いきなりベスト4に進出。その後も試合出場を続け今シーズンを迎えると、開幕戦であるブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)をストレートで破るなどの快進撃で準優勝を飾った。
両者は過去に2度対戦しており、1勝1敗となっていた。
この試合、チチパスはオペルカの35本に対し、アンフォーストエラーを9本に抑えるなど安定したプレーを見せ、各セットで2度ずつブレークに成功。サービスゲームでは3度のブレークポイントを握られるもこれを全てセーブし着実にキープを重ねてマッチポイントを迎えると、最後は繊細なタッチのドロップショットを決め1時間10分で勝利を収めた。
勝利したチチパスは2回戦で世界ランク24位の
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは1回戦で同42位の
M・アルナルディ(イタリア)を逆転で下しての勝ち上がり。
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