男子テニスのティリアク・オープン(ルーマニア/ブカレスト、クレー、ATP250)は6日、シングルス決勝が行われ、第3シードの
F・コボッリ(イタリア)が第1シードの
S・バエス(アルゼンチン)を6-4, 6-4のストレートで下し優勝を果たすとともに、ツアー大会では自身初となるタイトルを獲得した。
>>【動画】22歳コボッリ ツアー初優勝!7度目のマッチポイント決めコートに倒れ込む瞬間<<>>ティアフォーら 米男子クレーコート選手権組合せ<<>>ズベレフ、ジョコビッチら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<22歳で世界ランク45位のコボッリは今大会前まで、ツアーレベルでマッチ8連敗と苦戦。しかし、初出場となった今大会では、初戦の2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同148位の
R・ガスケ(フランス)、準々決勝で予選勝者で同232位のF・ミソリッチ(オーストリア)、準決勝で同65位の
D・ジュムホール(ボスニア)を下し決勝進出を果たした。
一方、24歳で世界ランク36位のバエスは今大会、初戦の2回戦で同81位の
G・ディアロ(カナダ)、準々決勝で同64位の
F・コメサナ(アルゼンチン)、準決勝では昨年王者で同90位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を破り、今季クレーコートの大会で3度目のツアー決勝進出を果たした。
激しいベースラインからの打ち合いとなった決勝の第1セット、コボッリはファーストサービスの確率が40パーセントに留まるも、1度のブレークに抑え、自身は2度のブレークに成功し先行する。
続く第2セットでコボッリはバエスを上回る24本のアンフォーストエラーを犯しながらも、2度のブレークを奪ってリードを広げる。第8ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたコボッリだったが、3度のマッチポイントを活かせずにブレークを許す。コボッリは直後のリターンゲームでもバエスの粘り強いプレーに3度のマッチポイントをしのがれるも、迎えた2度目のサービング・フォー・ザ・マッチで7度目のマッチポイントを取り切り勝利を収め、自身初のツアータイトルを獲得した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはコボッリのコメントが掲載されている。
「素晴らしい気分。幸せだよ。大きな夢がかなった瞬間だ。ATPツアーの大会で優勝することがずっと夢だったが、今日実現した。最高の結果を出せたことを嬉しく思う。厳しい時期が続き、この大会前は試合に勝っていなかったのに、優勝できたことは本当に嬉しいよ」
「クレーでセバスティアン(バエス)と戦うのはいつも大変だ。彼は今、クレーで最高の選手の1人だと思ってる。彼はすでに多くのタイトルを取っているからね。素晴らしい戦いで、素晴らしい一日になったよ」
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