男子プロテニス協会のATPは13日に公式サイトを更新し、元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)のコメントを掲載。先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初めて
N・ジョコビッチ(セルビア)のコーチを務めたことについて「大変だった」と語った。
>>フリッツらデルレイビーチOP組合せ<<37歳のマレーは昨年8月のパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で現役を引退。そして同年11月に、かつてのライバルで同い年のジョコビッチがマレーをコーチとして招へいすると発表した。
マレーは今年1月の全豪オープンで初めてジョコビッチのコーチとして大会に帯同。ジョコビッチは同大会でベスト4進出を果たしたが、
A・ズベレフ(ドイツ)との準決勝を負傷により途中棄権し大会を終えた。
ATPは今回、ポッドキャストの「スポーティング ミスアドベンチャーズ ウィズ クリス・ホイ」に出演した際のマレーのコメントを掲載。マレーはジョコビッチのコーチとして臨んだ全豪オープンを振り返った。
「試合は楽しかった。試合を別の視点から観戦するのも良かった。分析、準備、計画、戦略などすべてが楽しかった。本当に楽しかったが、同時にとても大変だと感じた」
「僕はコーチとしての経験が浅いから、選手であるときには気づかないことでも、コーチが考えていることや、やらなければならないことがたくさんある。僕はコミュニケーションが下手で、いつも苦労してきたが、チームの一員でチームを率いる立場になると、人々とうまくコミュニケーションを取り、明確な指示を与えることが本当に重要になる。その点ではまあまあだったと思うけど、とても大変だった」
「また、部屋でテニスのビデオを観て試合を分析しすぎたり、準備をする時間が長すぎたという、かなり悪い部分も出てしまった。自分でもかなり疲れているのがわかった。大会終盤には、もっとうまくやれるようになった。これはやりすぎだ、ちょっと休憩しようという感じで、ジムに行って、散歩に行って、ゴルフもしようと思った。いい経験で、たくさん学んだけど、大変だったしきついということも分かった」
また、コーチングの際に意識していたことも明かした。
「僕は彼がうまくプレーしているときのポジティブな面を強調しようとした。1つのプレーがどのように見え、相手はこう感じているということだ」
「プレーヤーとしていつも感じていたことの1つは、自分のショットのスピード、ボールのスピード、それが相手にどのような影響を与えているかがわからないということだ。彼らはどう感じているのだろうか。もちろん、コーチと一緒にボールを打つこともあるから、コーチとそのような会話をすることもできるが、もし僕が彼らと対戦しているときに、ノヴァーク(ジョコビッチ)やフェデラー、ナダルから『あなたが僕にこんなことをしたり、このショットを打ったりするのは嫌だ』と聞けたなら、それを理解するのに非常に大きな助けになっただろう」
「コーチングについては明らかに経験が少なかった部分や、学んで改善しなければならないものがある。しかし、10から12年にわたって最大の舞台で大きな試合を彼と戦ってきたからこそ、ノヴァークの試合に対する僕の独自の視点で弱点や欠点を補うことができるのだと思う。僕は彼の試合をたくさん研究してきたが、彼と対戦したり、一緒に練習したりすることがどんな感じなのかも経験してきた」
コーチとしてのデビュー戦で、マレーは多くの学びを得たようだ。
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