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キリオス 世界2位の処分を痛烈批判

キリオスとシフィオンテク
(左から)キリオスとシフィオンテク
画像提供: ゲッティイメージズ
先月28日、女子テニスで世界ランク2位のI・シフィオンテク(ポーランド)が今年8月に禁止薬物トリメタジジンの検査で陽性反応を示したとし、テニスの不正を監視することを目的とした機関、ITIA(国際テニス インテグリティ・エージェンシー)が1ヵ月の出場停止処分を下したと発表した。これに対し現役選手からは様々な声が上がっており、男子テニスで元世界ランク13位のN・キリオス(オーストラリア)は「『知らなかった』と言えばいい」とコメントするなど、波紋が広がっている。

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今年8月12日に実施された検査で使用が禁止されている薬物のトリメタジジンがシフィオンテクから検出され、9月12日に暫定的な出場停止処分がシフィオンテクに科されたが、シフィオンテク側は規則に従い9月22日に不服申し立てを申請。その後の調査で当該陽性反応はシフィオンテクが時差ぼけ解消のために服用した薬に含まれていたものによる反応であったと判明したことから、ITIAはシフィオンテクに重大な過失はなかったと認め、出場停止処分は1ヵ月に留まった。

この件について、現役選手からは様々な声が上がっている。

12月30日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年半ぶりに公式戦に復帰することを発表しているキリオスは、Xで皮肉を交えてこう投稿した。

「僕たち全員が使える言い訳は、『知らなかった』ということ。ただ単に知らなかっただけだ。最高レベルのスポーツのプロフェッショナルは今『知らなかった』と言えばいいのだ」

また世界ランク4位のT・フリッツ(アメリカ)は「すべての詳細を正確に知ることは難しいので憶測で話をするのはあまり好きではない」と前置きした上でXにこう綴っている。

「このような状況で(Xに行くという意味で)僕をクレイジーにさせるのは、実際の事件そのものではない。選手として見ていて腹が立つのは、テニス関係者が、自分たちが推し進めたい議題であれば、どんな話でも支持するという、とんでもない偏見を持っていることだ。もし、あなたが応援している選手のライバルが陽性反応を示したなら、あなたは『その選手をドーピング/詐欺師と呼び、可能な限り貶めよう』というチームに属することになる。自分の個人的なバイアスを取り除き、自分自身のために教養のある正直な意見を形成することができないのか?たとえ選手として潔白を証明できたとしても(潔白であるともないとも言っていない)、ライバル選手を応援する人たちや、あなたに対して偏見を持っている人たちは、いつも盲目的にあなたが不正を働いているというシナリオを押し付けてくる」

女子テニスで元世界ランク1位のS・ハレプ(ルーマニア)はインスタグラムに、自身との処罰の違いについて苦言を呈した。

「このようなことを理解するのは本当に不可能だ。なぜ判断にこれほど大きな違いがあるのか?ITIA側の悪意としか思えない。ITIAは同じようなケースで、私と全く異なるアプローチをすることができるのはどうしてでしょう」

また世界ランク133位のE・リス(ドイツ)は自身のXにて、上位のプレイヤーとの扱いの違いについてこう明かした。

「上位のプレイヤーと同じ扱いを受けていない、ランクの低いプレイヤーがたくさんいる。私は誰かが無実である、あるいは無実ではないと言っているのではなく、誰もが平等な機会に値すると言っているの」


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