女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は28日にシングルス準決勝が行われ、第4シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)が第27シードの
V・アザレンカを6-4, 0-6, 7-6 (7-2)のフルセットで下し、2年連続2度目の決勝進出を果たすとともに、同大会初優勝に王手をかけた。試合後ルバキナは「決勝進出は正直予想外だったわ」と語った。
>>ルバキナらマイアミOP組合せ<<>>シナー、メドベージェフらマイアミOP組合せ<<昨年の同大会では
P・バドサ(スペイン)や
E・メルテンス(ベルギー)、
J・ペグラ(アメリカ)らを破り決勝に進出したものの、最後は
P・クヴィトバ(チェコ)に屈し優勝を逃していたルバキナ。今月は2連覇がかかっていたBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)を胃の不調により欠場し今大会を迎えた。
今大会は3試合に勝利し8強入りすると、準々決勝では第8シードの
M・サッカリ(ギリシャ)を2時間48分の激闘の末に7-5, 6-7 (4-7), 6-4のフルセットで破り準決勝に駒を進めた。
アザレンカとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、ルバキナは第7ゲームでブレークを奪いこのセットを獲得。しかし、第2セットではサービスゲームをキープすることができず、1ゲームも獲得できずに1セットオールに追いつかれる。
それでもファイナルセットでは、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えたタイブレークで一気に6-1とリードを広げると、2度目マッチポイントでフォアハンドのウィナーを決め、2時間23分の熱戦を制し2年連続の決勝進出を果たした。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはルバキナのコメントが掲載されている。
「去年は状況が違った。私は(優勝した)インディアンウェルズから多くの勝利を収めていた」
「今年は大きく違う。この大会のために十分な準備ができていなかったので、決勝進出は正直予想外だったわ。でもすべての試合を戦い抜いて、再び決勝に進出できて本当に嬉しい」
「今は長い試合の疲労で体調が万全ではないけれど、決勝がどういう結果になっても、全体的としては本当に成功した大会になったわ」
ルバキナは大会初制覇をかけ、決勝で世界ランク53位の
D・コリンズ(アメリカ)と対戦する。コリンズは準決勝で第14シードの
E・アレクサンドロワを下しての勝ち上がり。
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