テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は15日、男子シングルス1回戦が行われ、第24シードの
J・シュトルフ(ドイツ)が世界ランク71位の
R・ヒジカタ(オーストラリア)との4時間に及ぶ激闘を3-6, 6-3, 6-2, 6-7 (2-7), 7-6 (10-8)のフルセットで制し、完全アウェイの中で2018年以来6年ぶり2度目の初戦突破を果たした。
>>西岡 良仁、ジョコビッチら全豪オープン組合せ<<>>シフィオンテク、サバレンカら全豪オープン組合せ<<33歳で世界ランク24位のシュトルフが全豪オープンに出場するのは8年連続10度目。2019年から5年連続で初戦敗退となっており、最高成績は2018年の2回戦進出となっている。
この日の第1セット、シュトルフは第1ゲームでいきなりブレークに成功。しかし観客の後押しを受けるヒジカタに直後の第2ゲームでブレークバックを許すと第6ゲームで2度目のブレークを奪われ、先行される。
それでも続く第2セットで1度、第3セットでは2度のブレークを奪い、セットカウント2-1と逆転し勝利に王手をかける。第4セット、互いにブレークポイントを凌ぎサービスキープを続けタイブレークに突入。2度のミニブレークを許すと最後はヒジカタにフォアハンドウイナーを決められ、セットカウント2-2に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークを許したシュトルフは第8ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープを続け再びタイブレークに突入する。開始からミニブレークの奪い合いとなるもシュトルフが2本目のマッチポイントをものにし、3時間50分の激闘を制した。
試合後の会見でシュトルフは「クレイジーな試合だったよ。とても接戦だった。ここで通算2度目の2回戦進出ができて、とてもうれしいよ。多くのファンが彼(ヒジカタ)に声援を送っている中、とてもタフな試合だった。ドイツ人もたくさんいた。でも、タフな観客、タフなコンディションだった。彼は素晴らしい試合をしたと思う。勝ち進んで勝ててよかった」とコメント。
勝利したシュトルフは2回戦で世界ランク60位の
M・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。キツマノビッチは1回戦で同102位の
綿貫陽介を4-6, 7-5, 6-3, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
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