男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)は21日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク50位の
A・カラツェフがワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク215位の
望月慎太郎を6-3, 6-4のストレートで破り、決勝進出を果たした。試合後の会見では「ゲームのやり方が既に備わっている」と望月への称賛を口にした。
>>望月 慎太郎が4強進出 ジャパンOP組合せ<<今大会、カラツェフは1回戦で昨年準優勝者で第6シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を、2回戦では9月のアジア大会(中国/杭州、ハード)で金メダルを獲得した世界ランク57位の
ジャン・ジジェン(中国)を、準々決勝で第4シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)をいずれもストレートで撃破。好調を維持し準決勝へと駒を進めた。
この試合、カラツェフはフォアハンドのリターンが冴え望月を徐々に押し込むと、第6ゲームでブレークチャンスを握る。ここで雨天による約30分間の中断が入るが、再開後のブレークポイントを決め切りブレークに成功。そのまま第1セットを先取すると、第2セットは第5ゲームで先にブレーク。最後まで望月に反撃を許すことなく、1時間33分で快勝した。
試合後の会見に登場したカラツェフは「とてもトリッキーな試合だったと思う。望月選手はまったくプレッシャーがかかっていないように見えた。もし自分が集中力を失ってしまうとそこに付け込まれてしまうと考えていたんだ。それに少しでも劣勢になると観客の後押しが待っているとも考えていた」とコメント。
望月のテニスについて聞かれると「ランクというものは本当に意味のないものだと思う。望月選手はゲームのやり方が既に備わっている感じがした。今回勝ってきた相手をみてもそれが証明されるんじゃないか?あと、1つ印象的だったのはコートに入るときに何をやりたいかを考えてきているということだ。もちろんシナーとかアルカラスはさらに別だと思うが、そのような状態でプレーしているのは素晴らしいことだと思う」と称賛を口にした。
昨年1月のシドニー・テニス・クラシック(オーストラリア/シドニー、ハード、ATP250)以来 約1年9ヵ月ぶりとなるキャリア4勝目がかかるカラツェフは、決勝で世界ランク19位の
B・シェルトン(アメリカ)と対戦する。シェルトンは準決勝で予選を勝ち上がった同79位の
M・ギロン(アメリカ)を6-7 (2-7), 7-6 (7-5), 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
一方、敗れた20歳の望月はツアー初の決勝進出とはならなかった。
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