男子プロテニス協会のATP公式サイトは16日、世界ランク45位の
西岡良仁が主催する「Yoshi’s CUP」を特集。西岡のインタビューとともに大会開催の意義や次世代育成について思いが語られた。
>>アルカラス、ジョコビッチらシンシナティOP組合せ<<「Yoshi’s CUP」は西岡が自ら賞金などを提供しスポンサーを集め、ジュニア選手たちの大会を開催。200万円(第2回大会)の賞金が優勝者に贈られ、海外での活動資金や遠征費などの補助に充てられる。
ATPは「Yoshi’s CUP」について「日本がトップレベルの才能を育て続けられることを望み、毎年開催されるトーナメント」と説明。西岡は開催の意義に関して「COVID(新型コロナウイルス)の時代でした。多くのジュニアが、日本国内でも多くの大会で敗退していました。練習はしていたのですが、大会がないので練習するモチベーションがなかったのです」とコメント。
「だから、大会を開きたいと思ったんです。日本では僕はテニスで名前が知られているから、そうすれば(ジュニアたちに)興味を持ってもらえるかもしれないと思いました。1回だけの予定だったんだけど、実際にやってみたら僕の大会に協力してくれたり、テニスが好きな人たちが『これは日本のテニス界にとってとてもいいことだ。これは日本のテニス界にとってとてもいいことだ。年に1回しかできないけど、ジュニアにとってはとても役に立つはずだよ』と言ってくれました」
「日本ではどこからも遠い。もしアメリカやヨーロッパのような場所に行かなければならないとしたら、とてもお金がかかります。16歳以下のジュニアの大会の場合、自分たちだけでは行けないので、親やコーチなど一緒に行く人が必要で、値段も倍になる。だから、僕はそれをサポートしたい。才能ある選手にチャンスを与えたい。彼らが偉大な選手になれるかどうかはわからないが、チャンスを使うことはできると思います。僕はそのチャンスを与えたいです」
「この大会には賞金があります。それも、毎年100万円ずつアップしている。今年の優勝者は300万円を手にすることができます。また、日本でのフューチャーズ大会のワイルドカードも与えられる。だから、ジュニアだけでなく、プロを目指す選手にもチャンスがあります。プロの大会でプレーするチャンスを与えたいから」
また、西岡は27歳というキャリアでも最も脂の乗っている時期に日本でこのような大会を開くことの思いについても語った。
「僕は今、日本でのテニスのプロフィールがあるから、だから今やっているんです。もし僕が誰かに何かを頼んだら、僕の言うことを聞いてくれるかもしれない。でも、もし僕がキャリアを終えたら、もしかしたら聞いてもらえないかもしれないし、他の選手の方がより強いプロフィールを持つかもしれない。今、僕には物事を実現する価値があるし、プロジェクトを進めたいから、いろんな企業にテニスへの投資をお願いしています」
ATPはこの西岡の取り組みについて「西岡は16歳以下のジュニア男子8人を選び、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信される大会(「Yoshi’s CUP」)に出場させる。時には2000人以上が観戦に訪れ、多額の賞金が用意されているこのイベントは、普通のジュニアイベントではない」と締めくくった。
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