男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は24日、シングルス決勝が行われ、世界ランク48位の
A・ブブリク(カザフスタン)が第3シードの
A・ルブレフを6-3, 3-6, 6-3のフルセットで破って「ATP500」初制覇を飾るとともに、2022年2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)以来 約1年4ヵ月ぶり、自身2度目のツアータイトルを獲得した。
>>【動画】決勝で繰り出したブブリクのスーパーショット<<26歳のブブリクは今大会、1回戦で第7シードの
B・チョリッチ(クロアチア)、2回戦で世界ランク21位の
J・シュトルフ(ドイツ)を下しベスト8に進出すると、準々決勝は第4シードの
J・シナー(イタリア)が第2セット途中で棄権し4強入り。準決勝では第9シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をストレートで破り、決勝へ駒を進めた。
ドロップショットやアンダーサーブなどトリッキーなプレーを得意とするブブリクは芝コートで躍動。決勝戦でもストロークで戦うルブレフに対し、いなすプレーを見せたブブリクはドロップショットや緩急をつけたショットで翻弄してポイントを重ねていく。
しかし、ファイナルセットでは強烈なリターンエースを放つなど“剛”の部分でも好調さを見せ、1時間34分で芝コート初のトロフィーを手にした。
ブブリクは2019年と2022年のホール・オブ・フェーム選手権(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)で2度決勝で敗れた経験があったが、3度目の芝大会決勝の舞台でようやくタイトルを獲得することとなった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはブブリクのコメントが掲載されている。
「僕にとって、この勝利は本当に意味のあるものなんだ。半年間苦労してきたけど、こうして報われた。大変な仕事だったね。2回戦のシュトルフ戦で初めてセンターコートに入る前、クラブハウスの中を歩いていたんだけど、『わぁ、いろんな名前があるなぁ』って思ったんだ。でも、この大会で優勝できるなんて想像もできなかった。本当に本当にうれしいよ」
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