テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日に女子ダブルス1回戦が行われ、
穂積絵莉/ U・エイケリ(ノルウェー)組が第1シードの
B・クレチコバ(チェコ)/
K・シニアコバ(チェコ)組を3-6, 6-2, 6-2の逆転で破る大金星をあげるとともにペアとしては初の、穂積自身は大会準優勝を果たした2018年以来5年ぶり4度目の初戦突破を果たした。試合後の会見で穂積は「ちょっと涙が出ました」と明かした。
>>ジョコビッチ、西岡 良仁、ダニエル 太郎ら全仏OP組み合わせ<<>>シフィオンテクら全仏オープン組合わせ<<29歳の穂積が全仏オープンのダブルスに出場するのは今回が2年連続6度目。2018年大会では
二宮真琴とペアを組み決勝に進出。決勝ではクレチコバ/ シニアコバに3-6, 3-6のストレートで敗れたものの、準優勝を飾った。
エイケリとのペアでは今月のサン・マロ・35L・オープン(フランス/サン・マロ、クレー、WTA125)で準優勝を果たしている。
一方、第1シードのクレチコバ/ シニアコバ組はグランドスラムを7度優勝している強豪ペア。今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では決勝で日本の
青山修子/
柴原瑛菜ペアを下し優勝している。
この日の第1セット、第3ゲームで穂積/ エイケリ組がサービスゲームを落とすと、第9ゲームでもブレークを許し先行される。
しかし、続く第2セット、穂積/ エイケリ組は序盤で2度のブレークに成功しリード。第4ゲームで1つブレークを返されたものの、第7ゲームで再度ブレークに成功し1セットオールとする。
迎えたファイナルセット、第2ゲームでブレークポイントをしのいだ穂積/ エイケリ組は直後の第3ゲームをラブゲームでブレークに成功。第7ゲームでもブレークを果たした穂積/ エイケリ組がこのリードを守り切り、女王ペアから金星を挙げるとともに2回戦進出を決めた。
試合後の会見で穂積は「1回戦の方がチャンスはあるかなと思いました。どのペアでも1回戦は難しいと思いますし、準決勝とかで当たる方がどんどん良くなってきますので。自分たちが強気でやらないと勝てない相手だと思っていましたが、最初から最後までアグレッシブにプレーできたので素直にうれしいです」と語った。
「ちょっと涙が出ました。最近、自分の大会の結果がついてきていなかったです。自分の中で苦しいとまではいかないですけど思うところがあったので、それが今日結果として出せてすごいうれしかったのだと思います」
勝利した穂積/ エイケリ組は2回戦でA・クリコフ(アメリカ)/ S・チャン(アメリカ)組と
S・ソリベス=トルモ(スペイン)/
M・ブズコバ(チェコ)組の勝者と対戦する。
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