男子テニスのリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)は23日にシングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)が同63位の
P・カチーン(アルゼンチン)に6-2, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、初戦突破を逃した。
>>【動画】スーパーショット!モンフィスのジャンピングバックボレー<<36歳のモンフィスは今季、3月のBNPパリバ・オープンで昨年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)以来、約7ヵ月ぶりにツアー復帰を果たすも初戦敗退。その後もチャレンジャー大会を含め5大会に出場し、オストラグループ・オープンbyモネータ(チェコ/オストラバ、ATPチャレンジャー)1回戦での相手の棄権を除いて、まだ一度も勝利を挙げられていない。
この試合の第1セット、モンフィスは第3ゲームでジャンピングバックボレーからポイントを奪うスーパープレーで会場を沸かせると、第5ゲームでこの日5度目のブレークポイントをものにしリードする。さらに第7ゲームでも再度ブレークを果たし、このセットを先取する。
続く第2セット、両者キープを続けたものの第6ゲームでモンフィスがブレークを許し、1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、互いにファーストサービス時のポイント獲得率が70パーセントを超える質の高いプレーを見せ相手にブレークのチャンスを与えずにいたものの、終盤の第9ゲームでモンフィスがこのセット初めてのブレークを許す。モンフィスは相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームで2度のブレークポイントを掴み粘りを見せたが、最後は逃げ切られ1時間50分で敗れた。
ツアー大会での復帰後初勝利はお預けとなったモンフィスだったが、随所で動きのいいプレーを見せ復活の兆しを見せた。
一方、勝利したカチーンは2回戦で第6シードの
S・バエス(アルゼンチン)と対戦する。バエスは1回戦で世界ランク80位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)をストレートで下しての勝ち上がり。
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