男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は27日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク59位のT・マルティン・エチェベリーが同46位の
A・マナリノ(フランス)を6-4, 6-0のストレートで破り、同大会初勝利を挙げ初戦突破を果たした。
>>西岡、綿貫らマドリッドOP組合せ<<23歳のマルティン・エチェベリーは今季、3月のチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)で自身ツアー初の決勝の舞台に立ち準優勝。さらに、今月のフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)でも準優勝を果たし、現在の世界ランク59位がキャリアハイとなっている成長著しい選手だ。
34歳のマナリノとの初戦を迎えたが、試合は開始前に小さなハプニングに見舞われる。マナリノのサービスで試合が開始されようとしていたまさにその時、コートにアヒルが乱入した。
マナリノがボールを当てて逃がそうとするも、逃げる様子のないアヒルに主審がボールボーイに走って追いかけるよう指示。コートを半周したところでアヒルがようやく飛び立ち試合は無事開始された。
第1セット、試合開始時に思わぬトラブルに見舞われたものの1ポイント目から長いラリーとなり両者高い集中力を披露した。しかし、その後は徐々に今季好調のマルティン・エチェベリーのペースとなっていくと2度ブレークに成功し先行。
続く第2セットは、マルティン・エチェベリーの一方的な展開に。3度のブレークを奪い1時間12分で快勝した。
勝利したマルティン・エチェベリーは2回戦で、第9シードで米男子クレーコート選手権の決勝で敗れた
F・ティアフォー(アメリカ)と顔を合わせる。今大会はシード勢が1回戦免除のためティアフォーは2回戦からの登場となる。
その他、日本勢では2回戦に第28シードの
西岡良仁と世界ランク117位の
綿貫陽介が登場する。
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