男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス準々決勝が行われ、第6シードの
H・ルーネ(デンマーク)が第3シードの
D・メドベージェフを6-3, 6-4のストレートで破り、大会初のベスト4進出を果たした。試合後には「何とか彼(メドベージェフ)を止めることができた」と初対戦の感想を語った。
>>シナー、ルーネらモンテカルロ組合わせ<<普段はツアーを回るなかでともに練習をしている両者だが、公式戦で対戦するのは今回が初。
19歳のルーネはこの試合、ファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得。また、セカンドサービス時でも72パーセントの確率でポイントを取得するなどメドベージェフに付け入る隙を与えなかった。
第2セットでは先にブレークした直後にブレークバックを許したものの、その後2度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム、マッチポイントの場面ではメドベージェフのリターンが返らず、1時間17分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには、優勝を飾った昨年11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)以来となる「ATPマスターズ」制覇を目指すルーネのコメントが掲載されている。
「ダニール(メドベージェフ)と打ち合うのは、いつもタフなんだ。彼と実際に対戦するのは初めてだったんだけど、何度も練習してきたからね。彼が成し遂げてきたことに大きな敬意を払っている。最後の方は彼を仕留めるのは簡単ではなかったけど、何とか止めることができてよかった」
準決勝では第7シードの
J・シナー(イタリア)と対戦することが決定。シナーは準々決勝で第16シードの
L・ムセッティ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がりとなった。
試合後の会見時では、まだ対戦相手が決まっていないなか、ルーネは準決勝に言及。
「どんなことがあっても、素晴らしい試合になるだろう。2人とも若い選手、新進気鋭の選手だ。でも、彼らはすでにトップに立っているから、新進気鋭とは言い難いね。ロレンツォ(ムセッティ)は昨日素晴らしい勝利をおさめたし、シナーも調子がいいから、どちらにしてもタフな試合になりそうだ」
同日には第5シードの
A・ルブレフと第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)が4強へ駒を進めた。
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