男子テニスのミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)は6日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク111位の
D・ティーム(オーストリア)が第8シードでワイルドカード(主催者推薦)の
B・シェルトン(アメリカ)を6-2, 6-2のストレートで破り、今シーズン初のツアーベスト8進出を果たした。
元世界ランク3位のティームはこの試合、5本のダブルフォルトを犯すなどサービスが安定しないシェルトンに対しセカンドサービスからストローク戦で優位に立ち5度のブレークに成功。自身は1度ブレークを許したものの、ファーストサービスが入ったときには86パーセントの高い確率でポイントを獲得し、1時間3分で勝利して昨年10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)以来となるツアーでのマッチ連勝を記録した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはティームのコメントが掲載されている。
「ボールは高く弾むほどいいんだ。今日は暖かくて最高だった。風も強くない。コートはかなり速くて乾いていて、スピンがよく効くんだ。僕のゲームにとても合っていて、明日の準々決勝を戦うのが楽しみだよ。ただ、シーズンの前半は結果が出なかった。だからこそシーズンのこの時期は、とても気に入っている。ヨーロッパのクレーコートのシーズンはね」
29歳のティームは準々決勝で世界ランク80位の
Q・アリス(フランス)と対戦する。アリスは2回戦で第4シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)が8強に進出したが、第2シードの
H・フルカチュ(ポーランド)は同43位の
B・ミラリェス(スペイン)に敗れ姿を消している。
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