男子プロテニス協会のATP公式サイトは27日、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)に第1シードとして出場する世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)のコメントを掲載。6度目の優勝を目指し出場する同大会への意気込みと負傷の状況について語った。
>>西岡 良仁、アルカラスらアカプルコ組合せ<<>>ジョコビッチらドバイ選手権組合せ<<35歳のジョコビッチは先月行われた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2021年以来2年ぶり10度目の優勝を果たすとともに
R・ナダル(スペイン)に並ぶ史上最多タイとなる22度目のグランドスラム制覇を達成。1月30日付の世界ランキングで
C・アルカラス(スペイン)を抜き1位に返り咲いている。
ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権には過去12度出場し、2009年・2010年・2011年・2013年・2020年大会で優勝。マッチ43勝7敗の成績を残している。しかし、昨年大会では準々決勝で
J・ヴェセリ(チェコ)に4-6, 6-7 (4-7)のストレート負けを喫している。
大会前の記者会見に登場したジョコビッチは「ここ10年から15年の間にここドバイは男女を問わずテニス選手にとって最も重要な場所、拠点の1つになった。僕も含めて、オフシーズンにはたくさんの選手がここにやってくるだろう。12月に1週間から2週間ほど滞在して、2月には大会に出場する。素晴らしい気候でとても国際色が豊かだ。設備などもすべてが驚異的と言える」とドバイについて印象を語った。
また、全豪オープンでは太ももの負傷を抱えながら優勝を飾ったことについては「チャレンジングな期間だった。僕は自分がどんな状況かわかっていたし、チームもわかっていた。メルボルンでの勝利は、逆境に直面したことでより大きなものになったね」とコメント。
さらにジョコビッチは試合と試合の中日には練習を行っていなかったことも明かしている。
「試合の合間には、1日も練習しなかったんだ。ただ、試合のためにウォーミングアップをして、プレーをしただけ。大会の前には幸運なことに素晴らしい準備ができ、たくさんのテニスをすることができていたからね。今は、ここ1週間ほど痛みを感じることはない。コートの上ではいい感じだ。まだ100パーセントの力を発揮できるような状態にはなっていない。まだまだだけど、これはプロセスなんだ」
今季12戦無敗のジョコビッチは、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権1回戦で予選勝者と対戦することが決定している。
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