元世界ランク1位の
R・フェデラー(スイス)は23日、レーバーカップ(イギリス/ロンドン、室内ハード)初日の最終試合に
R・ナダル(スペイン)とダブルスに出場し、現役生活に終止符を打った。「フェダル」と対戦した
J・ソック(アメリカ)は試合後に「永遠に感謝することになる」と語った。
現在41歳のフェデラーは今月15日に現役を引退することを明らかにし、フェデラー、ナダル、
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(イギリス)のビッグ4が揃って出場するレーバーカップをもって現役生活を終えることを発表した。
初日の第4試合でフェデラー/ ナダル組はソック/
F・ティアフォー(アメリカ)組と対戦。大歓声に包まれた試合はフェデラー/ナダル組が先にブレークに成功し第1セットを先取。しかし、第2セットを接戦の末に取られると10ポイント制のマッチタイブレークをソック/ ティアフォー組が制し、フェデラーのラストマッチの幕が閉じた。
試合後、ソックは「GOAT(史上最高の選手)のファイナルマッチに参加できたことに、僕たちは永遠に感謝することになるだろう」とコメント。
ティアフォーは「今日のような日があるからこそ、ずっと努力を重ねることができるんだ。僕たちは間違いなくショーをすることができる。今夜がまさにそうだった」と語った。
レーバーカップは
B・ボルグ(スウェーデン)率いるチーム・ヨーロッパと
J・マッケンロー(アメリカ)率いるチーム・ワールドが単複で23日から25日にかけて対戦。1勝するごとに初日は1ポイント、2日目は2ポイント、最終日は3ポイントを獲得する仕組みで勝敗が決まる。
【9月23日(金)大会初日の結果】
第1試合 シングルス
C・ルード(ノルウェー) 6-4, 5-7, [10-7] ソック
第2試合 シングルス
S・チチパス(ギリシャ) 6-2, 6-1
D・シュワルツマン(アルゼンチン)第3試合 シングルス
マレー 7-5, 3-6, [7-10]
A・デ ミノー(オーストラリア)第4試合 ダブルス
フェデラー/ ナダル 6-4, 6-7 (2-7), [9-11] ソック/ ティアフォー
【チーム・ヨーロッパ】
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー、ルード、チチパス
補欠:
M・ベレッティーニ(イタリア)、
C・ノリー(イギリス)【チーム・ワールド】
ティアフォー、
F・オジェ アリアシム(カナダ)、
T・フリッツ(アメリカ)、シュワルツマン、デ ミノー、ソック
補欠:
T・ポール(アメリカ)レーバーカップは2017年にチェコ/プラハで第1回が開催、その後2018年はアメリカ/シカゴ、2019年はスイス/ジュネーブで行われ、2020年は開催されず、2021年にアメリカ/ボストンで行われた。結果はいずれもチーム・ヨーロッパが勝利している。
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