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8強キリオス「つらかった」

ニック・キリオス
ニック・キリオス
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク37位のN・キリオス(オーストラリア)が同21位のA・デ ミノー(オーストラリア)を6-2,6-3のストレートで破り、初のベスト8進出を果たした。

>>キリオス、オジェアリアシムらナショナル・バンクOPの組合せ<<

同郷対決となったこの試合、キリオスは8本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。デ ミノーに2度のブレークを許したものの、自身はリターンゲームで6度ものブレークに成功し、1時間2分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトでキリオスのコメントを紹介している。

「昨日の試合でダニール(メドベージェフ)と対戦するなんて信じられないくらいタフだったし、観客もすばらしかった。おそらく一生忘れることのない日になったよ。今日、アレックス(デ ミノー)と対戦するのは精神的にとてもつらかった」

「僕たちはとてもいい友人だし、彼はこれまでとてもいいキャリアを積んできて、長い間オーストラリアの国旗を背負ってきたんだ。精神的にきつかった。特にオーストラリア人選手と対戦するのは簡単なことではない」

「僕はただここで、仕事をやり遂げたんだ。自分のすべきプレーをした。彼はとんでもない選手だ。彼の強みを生かせば、この競技で最高のプレーヤーの一人だし、スピードもある。彼はとんでもないキャリアを歩むことになるだろう」

キリオスは準々決勝進出により15日付のATP世界ランキングで27位以上に上がることが決まり、29日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)のシード権を獲得することになった。

それについてキリオスは「それは目標だった、初戦でビッグ選手と対戦することはない。誰と対戦するにしても、自分のプレーをするだけだと常に思っている。今日は素晴らしい気分だったし、この調子でいけるといいね」

キリオスは準々決勝でH・フルカチュ(ポーランド)と対戦する。フルカチュは3回戦で世界ランク43位のA・ラモス=ヴィノラス(スペイン)を逆転で下しての勝ち上がり。

同日には、第4シードのC・ルード(ノルウェー)、第6シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、世界ランク34位のT・ポール(アメリカ)、、同39位のD・エヴァンス(イギリス)らが8強へ駒を進めている。




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(2022年8月12日21時34分)

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