男子プロテニス協会のATP公式サイトは10日、世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)のオーストラリア入国問題について声明を発表した。
>>YouTube【テニス】初心者必見! ラケットの選び方part1 メーカー別の特徴とは?! 大坂 なおみはYONEX 錦織 圭はWilson ジョコビッチはHEAD<<今月17日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場するため、オーストラリアに到着したジョコビッチだったが、6日にオーストラリア国境警備隊(ABF)は、ジョコビッチが入国要件を満たす適切な書類を提出しなかったとして、ビザ(査証)が取り消されたことを発表。その後はメルボルン市内の収容施設に移されていた。
この入国拒否に対して、ジョコビッチ側は不服申し立てをして入国を認めるように訴えており、10日に現地の裁判所はオーストラリア政府に対してジョコビッチの入国を認めるべきとする判決を下した。
この判断を受け、これまで同問題において静観してきたATPが初めて公式見解を発表した。
「ATPは新型コロナウイルスのパンデミック以来、オーストラリアの人々が払ってきた犠牲と厳しい政策を十分に尊重しています。しかし、ここ数日の選手のオーストラリア入国に関する問題は、ルールの明確な理解、コミュニケーション、適用が必要であることを浮き彫りにしました」
「ジョコビッチ選手は、メルボルンから入国する際、規定を遵守するために必要な医学的免除を受けたと信じていたことは明らかです。裁判に至るまでの一連の出来事は、ノヴァーク(ジョコビッチ)の健康状態や全豪オープンへの準備を含め、あらゆる面で損害を与えています。選手の医療に関する免除申請はATPとは無関係に行われますが、私たちはこのプロセスを通じて明確化を図るため、テニス・オーストラリアと常に連絡を取り合っています。私たちはこの結果を歓迎し、今後数週間のエキサイティングなテニスを楽しみにしています」
「ATPは引き続きツアーの全選手にワクチン接種を強く推奨しています。これはこのスポーツがパンデミックを乗り切るために不可欠であると信じています。これは、健康上の利点を裏付ける科学的証拠に基づくもので、今後ますます厳しくなることが予想される世界的な渡航規制を遵守するためです。今年の全豪オープンに向けて、トップ100の選手の97パーセントがワクチン接種を受けていることは、私たちにとって大きな励みです」
約5日間にわたって練習ができなかったジョコビッチは今後、17日から始まる全豪オープンに向け調整を続けていく。
ジョコビッチは10日にSNSで思いをつづっている。
「ビザの取り消しを覆す判決が出たことに喜びと感謝の気持ちでいっぱいだ。いろいろなことがあったけど、ここに留まって試合(全豪オープン)に臨みたいと思う」
「僕はそのことに集中している。素晴らしいファンの前で、最も重要なイベントの1つでプレーするためにここに来たんだ」
「今のところこれ以上は言えないけれど、このような状況のなかで僕のそばで励ましてくれた皆へ、ありがとう」
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