男子テニスで世界ランク１位のＮ・ジョコビッチ（セルビア）が、オーストラリアへ入国するためのビザ（査証）が取り消された件について１０日、現地の裁判所はオーストラリア政府に対してジョコビッチの入国を認めるべきとする判決を下し、ジョコビッチは自身のＳＮＳを通じて「喜びと感謝の気持ちでいっぱい」と綴った。

今月１７日に開幕する全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）に出場するため、オーストラリアに到着したジョコビッチだったが、６日にオーストラリア国境警備隊（ABF）は、ジョコビッチが入国要件を満たす適切な書類を提出しなかったとして、ビザが取り消されたことを発表。その後はメルボルン市内の収容施設に移されていた。

この入国拒否に対して、ジョコビッチ側は不服申し立てをして入国を認めるように訴えており、１０日に判断が下された。ジョコビッチは公式Twitterを１０日夜に更新し、入国を認められることについてコメントを発表した。

「ビザの取り消しを覆す判決が出たことに喜びと感謝の気持ちでいっぱいだ。いろいろなことがあったけど、ここに留まって試合（全豪オープン）に臨みたいと思う」

「僕はそのことに集中している。素晴らしいファンの前で、最も重要なイベントの一つでプレーするためにここに来たんだ」

「今のところこれ以上は言えないけれど、このような状況のなかで僕のそばで励ましてくれた皆へ、ありがとう」

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