男子テニスのメルボルン・サマーセット(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)は9日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク112位の
M・クレッシー(アメリカ)を7-6(8-6), 6-3のストレートで破り優勝を果たした。ナダルにとっては昨年12月の新型コロナウイルス陽性判明以来 初の大会でタイトルを獲得したことになり、試合後の会見では復帰の過程に言及した。
>>YouTube【テニス】初心者必見! ラケットの選び方part1 メーカー別の特徴とは?! 大坂 なおみはYONEX 錦織 圭はWilson ジョコビッチはHEAD<< >>ATPカップ 順位表・最終結果<<今回の制覇でシングルスツアー89個目のトロフィーを手にした35歳のナダルだったが、昨年12月はエキシビションマッチ ムバダラ・ワールド・テニス・チャンピオンシップ(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード)出場後、スペインに帰国した際に新型コロナウイルスの陽性が判明。その後同大会参加者が続々陽性になるなど大きな話題となった。
陽性判明から約3週間後に出場した2022年開幕戦である今大会は3試合に勝利し優勝。昨年8月のシティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)以来 約5カ月ぶりのシングルス公式戦でタイトルを獲得した。
優勝後の会見でナダルは「正直なところ、僕は懸命に努力したと思う。とてもチャレンジングな瞬間もあったし、とてもタフな瞬間にもたくさん取り組んできた。けど『僕はこの勝利に値する』とは言いたくないし、これからも言いたくないよ。今回の勝利はシーズンの始まりにすぎないけど、これからも改善すべき点はたくさんある」と語った。
そして新型コロナウイルス陽性からの快復やツアーを戦う上で必要なことについても言及した。
「僕が望んでいるのはずっと健康でシーズンの終わりまでプレーでき、5カ月くらい競技から離れて充分に練習して戻ってくること。だから、当然いまは自分の望んでいるような場所にはいないけど、とても満足はしている。アブダビのあとのコロナ感染も含めて、ここ数カ月で経験したことを全部まとめれば幸せなことだと思う」
「大会が始まる1週間前からは良い練習ができたと思うし、その練習は今回の大会でのプレーよりも良い感触だった。ツアーに出ないで練習ばかりしていると『普通』になってしまうんだけど、ある意味今回はポジティブだったと思う。練習中のレベルが良くなれば勝利の手助けになるからね。僕が必要なのは健康でいることと公式戦のコートで過ごす時間なんだ」
今後は17日に開幕が控える全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向け調整を続けていく。
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